5月3日

 

 6時 10分起床。50分出発。

朝食用饅 頭2個3元。1個7毛に値上がりしている。

空港行き 355番バス。5元。こちらは昨年12月以来、7元から値下がり。

8時5分 空港着。でもまた便キャンセル。南方航空これで2度目。15後の出発の厦門航空に変更。

10時 15分発。57分ゲート入り。11時21分頃南寧着。天気は上々。久々に青空を見る。

 

空港入り 口にオリンピックの聖火をあしらったオブジェがあった。

 

 

 

 市内ま での空港バス15元。12時頃南寧駅前着。

市街地図 で見つけた新華路の南寧書城に向かう。

駅前から まっすぐ南へ伸びる朝陽路を南に徒歩15分程。下記写真のような、イスラーム建築のイーワーンを思わせる建物。

 

            

 

イスラー ム圏も、ブルジュ・アル・アラブのような、前提的であっても、欧米風のビルだけではなく、伝統を活かしたデザインの建築物を作って欲しい。

南寧書城 で後漢光武帝のドラマを発見。40元だけど即購入。

世界史の 棚に安部晋三伝という書籍を発見。彼って世界史的人物だったっけ?

 

南寧書城 の西隣にはイスラーム寺院があった。

 

 

 

書店を出 て興寧路を南へ。

社会主義 時代の画一的な建物とは異なる、どこか19世紀欧米植民地を思わせる通り。

どこかハ ンガリーやルーマニア、ブルガリアに残る、社会主義以前の街並みといった風情。

 

 

 

民族大通 のバス停から6番バスに乗車。1.2元。2毛が無いので、2元払う。

 

2つ目の バス停下車。広西壮族自治区文物研究所(省博物館)へ。13時20分頃着。

ここも土 曜日は無料(通常5元)。

省博物館 ではあるものの、全時代を扱った歴史展示はなし。

1階の東 側が、雲南・広西・ベトナムに広がる古代銅鼓の常設展示。西側は特別展示会場。

今回は革 命関連の展示だった気がするが見なかった。

2階の東 側は、省内格民族に関する展示。多数の民族衣装や装飾品を見ていると、

バルカン 半島やコーカサスの諸民族のよう。たまたま似ているだけなのか、何か関連があるのか。興味が出てくる。

博物館の 書店で、古代駱越王国を扱った書籍

「大明山 的記憶 -駱越古国 歴史文化研究 - Research on the Historical and Cultural of Ancient LuoYue」(広西民族出版社)という書籍(56元)を購入する。

高いので 大分迷ったが、ここで買い損なうと2度と入手できない可能性もあるので迷った末に購入。

 

 メイン の展示建築物の南側は、省内各民族の建築物を再現した公園となっていて、

侗族や苗 族の建築物をあしらったレストランがあり、それなりに楽しめる。

 

 このよ うな巨大銅鼓の建築物があった。もうこの程度のことでは驚かないが。

レストラ ンのようである。

 

 

 

1時間程 見学し、2時20分頃博物館を出て、近所のコンビニで1.8元のジュース購入。1.2元のバス代入手。

バスター ミナルは、市街南部の江南バスターミナルと、東の金橋バスターミナルがあるが、

金橋バス ターミナルは、市街地図の範囲外になっていて結構遠い。

とりあえ ず玉林は南寧の真東にあるため、金橋バスターミナルを目指すが、

乗り換え せず一本でいけるバス路線がなかなか見つからない。

博物館か ら1km程民族大通を行ったところに、直通でいける215番バス停を見つけ、そこまで歩く。

 

 15 時35分、もう市街が終わり、丘陵地帯に入りかけたところで漸く金橋バスターミナル到着。

15時 40分玉林行きチケット購入。45元。

昼食をと る時間が無いので、9.5元でパンとジュースを買う。玉林経由博白行。

途中の景 色は、丘陵地帯が続く。特に日本の景色と変わらない感じ。

18時 10分玉林西郊客運站着。

寂れたバ スターミナル。これから発車するバスはもう無いようで、チケット売り場はしまっていて、

売店で は、カウンターの向こうで売り子の家族が食事をしていた。

市街地図 も売っておらず、こりゃひどいところにきてしまったな、と思う。

省都に次 ぐ規模の都市の筈だがこれは。。。。と一瞬思ったが、ターミナル名は「西郊」となっている。

というこ とは、東など他にもバスターミナルはある筈。と思って通りに出ると、「玉林総站」と書かれたバスが通りを何台も通過している。

すると、 玉林総站という、中央バスターミナルがある筈。

というこ とでおばちゃんのバイタクに乗って玉林総站に。4元。

1km程 離れた玉林総站に到着。18時30分。

 

 丁度陽 江行きバスが出るところ。駆け込めば間に合ったかも知れないが、各地へのバス路線を確認したくてパス。

しかし、 18時前にはほぼ遠距離バスは終わっていて、深夜バスがいくつか残っている程度。

あきらめ て高速を利用して翌日広州に出るしかないかも、

と、仕方 が無いので玉林に宿泊することに決め、宿を探し始めてバスターミナルの東側の通りへ出ると、

そこに近 郊行きバスのターミナルがあるのを発見。

 13程 の路線があったように思う。

 どうし ても、玉林から南東へ向かうルートで広東に入り、周囲の地形を見てみたかったので、

4番乗り 場の陸川行きバスに乗車。11元。

 19時 5分に出発し、20時8分陸川到着。

 

 発車し てしばらくしてから日没となる。

いったい どんな規模の町かもわからず、地図には、陸川から広東省へ抜ける道もほとんど記載されていない為、

翌朝玉林 に引き返すことになるかも、と思いつつ、旅行はこのスリルが面白い、などと、ギリシア旅行時、

イゴウメ ニッツァから日没後の漆黒の中、パラガに向かった時の事を思い出しながらの車中だった。

陸川につ いてみると、近郊あちこちの町へのバスが多数でている。普通の田舎町。ほっとする。

 

 

 陸川バ スターミナルの裏にある飲食店で夕食。15元。

食事後宿 を探す。適当に歩いていると、鉄道駅の近くに宿が多数あり、一応概観がまともそうなところに入ってみる。

中身は酷 かったが、ベッドはまともそう。30元なのでここにする。

田舎の町 では、中級ホテルも安いので、できれば中級にしたかったが、適当なところが見つからなかった。

また実 は、光武帝のビデオと駱越国の書籍を購入(合計96元)してしまい、この時点で230元程しか残っておらず、

残りの道 中かなり資金が苦しくなってきたいたこともあった。

30元の 宿にしたところで、残り200元。少し余裕ができる。

 

 21時 半から1時間程市街散歩に出る。

陸川は、 九洲江という川沿いにある町で、南北3,4km、東西1km程度の細長い形をしている。

繁華街を 1km程歩く。雨が降り出す。

ケン タッッキーとマクドナルドをあわせたようなフェイクの店を見つける。どうでもいいと思いながらも撮影してしまう。

マクドナ ルトは、麦当労。ケンタは肯徳基。下記の店は、肯麦基。

 

 

ネットに よると、麦当労と肯徳基の文字を組み合わせたフェイクの店は、他の組み合わせパターンでもあるとのこと。

 

23時頃 宿に戻る。

 

 

 

 

5月4日

 

 

 6時半 頃起床。東に向かい、六靖に向かおうと思ったが、8時発とのことなので、8時10分発茂名行きにする。37元。

 陸川か ら茂名まで197km。

 9時 41分に通過した清湖までは快調だったが、清湖市街に入ったあたりから舗装がなくなり、水溜りでぼこぼこの泥道の徐行が続く。

省境だか ら、ちゃんと舗装されていないのだろうか。国境地帯の交通が不便なことはよくある話。

広東省に 入ったところの最初の村、平定を10時20分頃通過。

清湖-平 定間の道が一番ひどかった。

 11時 40分、化州通過。

 陸川か ら茂名まで3時間くらいと期待していたが、結局茂名についたのは12時34分。4時間半かかった。

 

 今日中 に深圳に戻るには時間的にかなり厳しいので、すぐにチケット購入して乗車。48元。地図6元も購入。

地図を見 ると、茂名汽車総站は市の西郊外にあり、バス出発後、

市街南端 にある鉄道駅前の市客運中心站によった後、157km東の陽江に向かう。

しかし乗 車後しばらくして切符の確認に来た車掌が、このチケットは違う、という。

このバス は12時35分発車の中型車で37元。私のチケットは40分発の大型車で48元。

既に発車 して5km程走ってしまっているので、ここで降ろされてもどうにも成らない。仕方が無いので37元払う。

48元は パァ。しかし、そもそも乗車時と出発時にチケットを確認しなかった車掌も悪い。

頭にきた ので、乗客全員が集まってくるまで怒鳴り散らしてやった。

しまいに は、運転手がなだめるつもりか、Vodaphoneの携帯電話を取り出して、

「これ日 本製なんだよ」と見せるので、思わず噴出してしまう。

一応わめ き散らしたので気が済んだし、まぁ、いいか。

しかしこ れでまた、旅費が不安になることになってしまったが、予備の為、カードホルダーに100元入れてあるのを思い出す。

助かっ た。とはいえ、この時点で残金210元程度。

 

 15時 20分陽江着。

深圳行き は1日5,6本あり、最終の16時45分に間に合う。

時間に余 裕があったので、昼飯にする。8元。

食事しな がら、茂名と陽江の地図(6元)を見るが、めぼしい史跡はなさそう。

一箇所、 茂名市北70km程のところに長坂古城遺跡(高涼隋城)という隋時代の遺跡があることを発見。

また、冼 英(冼夫人)という、522年生まれの、土着民族を平定した英雄とされる女性を祭る廟や墓があるとのこと。

隋文帝に 譙国夫人として冊封されたとのこと。陽江市の地図の方には、特に史跡は記載されていなかった。

 

 陽江か ら深圳までは120元、398km、とターミナルの案内にあったが、実際には324km程ではないかと思われる。

16時 45分に出発し、20時04分長安、21時10分頃深圳南頭に到着。

途中19 時頃、江門のパーキングでの休憩を入れて4時間半。

近所の店 で夕飯を取り、22時頃自宅に戻る。

深圳行き チケットは、羅湖の銀湖ターミナル行きを購入したのだが、実は南頭と言えば、120元よりも安く買えたかも知れない。

 

 

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