先日所用で久しぶりに深圳に行ってきました。深圳の大書店深圳書城南山店での
東野圭吾作品の陳列に圧倒されてしまったので、思わず写真を何枚もとってしまいました。 これが、東野圭吾の棚。 遠めに見るとこんな感じ。青い服の人の前が東野圭吾の棚、その右隣が村上春樹の棚、その右隣が渡辺淳一の棚、その隣三列が 日本の各作家、その隣が米国文学の棚。日本文学の棚は、合計6列あり、これは米国文学の棚6列と同じ数となっています。 東野圭吾が中国で売れている理由については、いろいろのことが言われているようですが、私は、『白夜行』の影響が一番強い のではないかとの考えが、個人的にはあります。『白夜行』は、日本の高度経済成長期末期の暗い側面を描いている部分があり、 そこから這い上がろうとする主人公達の生き様や世相が、現在の中国人にとって身近なものであるところが、この作品が中国で受 けている理由なのではないかと思うのです。 |