ヤズダギルド2世の息子であるペーローズの後王権を継いだのはヴァラーシュだった。彼はバフラーム・グール の息子であるヤズダギルド2世の息子、ペーローズの子である。彼の兄のカワードは彼と王位継 承を争ったが、ヴァラーシュが勝利をつかみ、カワードはトルコの王、カガーンのもとに、軍事的援助と助けを求めて逃走した。王冠 はヴァラーシュの頭上に置かれ、国の有力者と貴族達は彼に協力し、神の祝福と祝の言葉を彼に表明した。彼らはスーフラーに彼がな したことに対する報酬を与える様に要求した。ヴァラーシュは彼の特別な寵愛を与えるものの一人として彼を扱い、名誉を与え、富を 送った。ヴァラーシュは称賛される行儀作法をもち、その地の繁栄のために尽くし た。彼の称賛すべきこの証はその範囲(全体)に達し、彼が家の倒壊や住民の怯えを聞くと必ず 彼は村の所有者を罰した。何故なら それは彼らへの生活の信頼の不足であり、彼らの必要のための信頼の不足を意味しているからだった。だから彼は彼らの家庭が破滅するという不満を言われなかっ た。彼はサワードに町を建て、それはヴァラーシャーワードと呼ばれた。それはマダーイン近くのサーバートだった。彼の統治は4年続いた。
- 「アルタバリーの歴史」第5巻 「パーパクの子アルダシー
ル後の王権の所有者達」の章p126-127(通番883頁「ヴァラーシュ」の節)より -