2021/Mar/07 created

中世中央アジア歴史映画『カザフ汗国:ダイヤモンドの剣』

 モンゴル帝国の分国せあるキプチャク汗国の継承国家であり、現カザフスタンの直接の原型と なったカザフ汗国(1469年成立)の建国を描いた2016年のカザフスタン作品。原題『Kazakh Khanate: Diamond Sword』。もともとは全十話のテレビの連続ドラマ(一話約40分)です。映画の公開は2016年で、ドラマの放映は2017年からのようなのですが、 中身はどう見てもテレビ版を映画向けに編集したものとなっていて、映画は語り手の解説が随所に入り、いかにもダイジェスト版 という感じの仕上がりです。再現映像の雰囲気と大まかな筋を知るには映画版は有用ですが、ドラマとしての出来栄えはイマイチ です。ドラマも映画も続編が製作されているようです。原作はカザフスタンの小説家、イ リヤス・エセンベルリンIlias Esenberlin/1915-1983年)の『遊 牧民』三部作の第一作『Spellbound sword』又は『ダイヤモンドの剣』とのこと(こ ちら)。映画の題名は『ダイヤモンドの剣』ですが、ドラマ版は、『カザフ汗国』と なっています。カザウスタンの文化スポーツ省肝いりの国策作品です。英語字幕版視聴。以下紹介とあらずじです。日本で公開さ れることはないだろうから、全部書いてます。


 冒頭で当時の情勢が解説される。14世紀、”黄金のオルド”(キプチャク汗国またはジョチ・ウルスのこと)はウ ルス汗(在1361-77年)率いる白帳汗国(東ジョチ・ウルス)によりとってかわられた。更に1428年ア ブル・ハイル・シャイバニー(1412-68年/在1428-68年/シャイバニー朝(後のウズベキスタンの原 型国)の建国者)はウルスの孫のバラクを殺して簒奪した。 その後1457年にアブルハイルは西モンゴルの部族オイラートに敗れた。これは彼のキプチャク平原における覇権の損失を意味 した。

という解説の後、1457年のオイラートの戦闘場面から映画は開始する。

このあたりの歴史はよく知らないのですが、どうやら、ウルス汗の白帳汗国がのちのカザフ汗国の祖(現在のカザフ汗国につなが る)、アブルハイルがウズベク汗国(シャイバニー朝、現在のウズベキスタンにつながる)の祖、というような歴史認識のようで す。ウウズベキスタン北方でアブルハイルが中央アジアを統一せんばかりの勢いを誇っていた中、周辺に位置するキプチャク汗国 の諸部族であるカザフ族は中央アジア東方に進撃してきたモンゴル高原のオイラートとシャイバニー朝のの戦争に巻き込まれる 中、二大強国のはざまにあって、カザフ国を建国する、という建国を描いた民族叙事詩です。


登場人物紹介

下左上の二人ががアブルハイル・シャイバニー軍に同盟軍として参加している本作の主人公、白帳汗一族のケレイ・ベクとその従 兄弟でバラク の息子ジャニー・ベク(ウルス汗の子孫/映画ではウルス汗は祖父とされている)。同盟軍であるアブルハイル・シャイバニー軍 の援軍や左翼のKobalandyのキプチャク族が来ないため、単独でオイラートと激突したケレイとジャニー軍は壊滅しそう になって敗走する。アブルハイル(左下)はシガナク(Siganak)の町にキプチャク族を引き留めていて出撃しておらず、 右翼のア ルグン軍もアブルハイルが渡河して撤退するよう命じたため、支援に来なかったからだった。アブルハイルがカザフ族の弱体化を 狙って嵌められたのだった(この時点ではケレイベクとジャニーベクはスルタンと呼ばれている)。




 右上の二人がオイラート。左がオイラートの司令官オズ・テムルタイチ。右は通訳 の武将。下の女性はジャニーベクの幼馴染で今はアブルハイルの四番目の妻のラビーア。ティムール朝のウルグ・ベクの 娘。その右がアブルハイルの馬鹿孫シャームハンマド。右下はジャニーベクの息子カースィム。

 下左は正装したジャニーベク。その右はアブルハイル(右)と武将。その右は馬鹿孫シャームハンマド、右端はアブル ハイルの正妻。



 下画像の左上はアブルハイル下の将軍マンスール。その右はジャニーベクの妻Jahanbikeで カースィムの母。左下と同じ人物(アブルハイルの息子でシャームハンマドの父は既に死没している)。その右はアブル ハイルの正妻。その右はシャームハンマドの叔父ハイダル(haidar-aga)。敵国なのでシャイバニー朝の登場 人物はいまいちな描かれぶりだが、このハイダルだけはまともな人物に描かれている。下左の生年はカースィム。その右 は草原の伝説の騎士、キプチャクのKobilandy部族のArgyn Kota Jirau。名前忘れました。右 下の女性も名前忘れました。重要人物ではなかったかも。




下左はモグリスターン汗国(東チャガタイ汗国)のエセン・ブカ汗の大臣、その右はエ セン・ブカ汗、その右はジャニーベク、その右がケレイベク、その右がジャニーベクの息子カースィム。エセン・ブ カ汗が一番風格がありました。ティムール朝そのものは登場しませんでしたが(ウルグ・ベクは名前だけ)、エセン・ブカ汗の映 像が見れたのは儲けものでした。




あらすじ

同盟軍であるアブルハイル・シャイバニー軍 の援軍や左翼のKobalandyのキプチャク族が来ないため、単独でオイラートと激突したケレイとジャニー軍は壊滅しそう になって敗走する。アブルハイル(左下)はシガナク(Siganak)の町にキプチャク族を引き留めていて出撃しておらず、 右翼のア ルグン軍もアブルハイルが渡河して撤退するよう命じたため、支援に来なかったからだった。アブルハイルがカザフ族の弱体化を 狙って嵌められたのだった(この時点ではケレイベクとジャニーベクはスルタンと呼ばれている)

この時代の軍装についてはまったく知らないのですが、カザフ側もオイラート側もご覧のように重装騎兵です(左がカザフ、右が オイラート)。モンゴル族は軽騎兵だと思っていたのですが、14世紀には重装騎兵となっていたのでしょうか。オイラートの司 令官はオズ・テムル・タイチ(Uz-Temir Taich)。彼がオイラート全軍の司令官とは思えませんが、オイラート側はモンゴル語を話していて、トルコ語を話せる隊長がカザフ側(トルコ語)と通訳 しています。オイラート側は、カザフ側がアブルハイルに嵌められたことを見抜いていて、降伏す るよう勧告してくる。






オイラートに貢納することで撤退することにしたカザフ軍。以下は撤退中の装備。息 子Jadik負傷。ここで解説が入り、アブルハイル・シャイバ ニーの長男シャーBudfakも戦没し、ケレルも二人の息子を失う、ジャニーベクは長男Jadikなしで残されたと出てくるのでJadikはそのまま亡く なったらしい。通り がかった村の村人たちから、バラクとウルスの時代は法と秩序があったと責められる。人々はシャイバニーへの信頼を失う。




15)1458年Signak町。シャイバニー朝の都のようである。アブルハイル ハン登場。ケレルと ジャニーベク達一行がやってくる。下右画像のように、湖畔の町(左方)の横にカザフ達は天幕を張る。




世界の王気取りのアブルハイル・シャイバニー。世界はわが手中にあり、手でひねりつぶすことも手のひらに置くこともできる、 とのたまう。もっとも信頼できる方法は死だ!と側近に告げるのだった。本作で描かれているアブルハイルは日本でいえば晩年の 秀吉という感じ。一代のなりあがりの風雲児でペルシア文化に染まっているところとかが。権勢を傘に格下の同盟諸部族に理不尽 な命令ばかりしてくる人物として描かれています(ティムール朝は足利幕府という感じ)。



アブルハイルは、オイラート戦で勝手に撤退したジャニーベクとケレルを危険分子として敵視。息子たちに敵はカーシムと Burindikだと告げる。場外で読書する Brundukと弓の練習をするカーシム。 アブルハイルは30年前にノガイ部族の手で白帳汗国のバラクを暗殺し17歳の時 に青帳汗国を簒奪していた。以下がアブルハイルの主邑シグナクの町の様子。なんとなく、『ダイダロス』のセットのような気が します。町の様子をひとおおり見れる形で流すと撮影法も似ています。




ジャニーベクの息子カースィム(Kasim)とBrindik の兄弟の剣の練習(18)、ケレルとジャニーベクは、アブルハイルの狩猟の会に招かれた。どうやら狩猟中に二人を謀殺する計画の模様。

アブルハイルはサマルカンドのアミール:ウルグベクの娘ラビーア(Rabia Sultan-begim )を4人目の妻に迎える。シャームハンマドはアブルハイルの息子の一人。ムハンマドとカーシムは仲が表面的には仲が良い。Jahanbikeがジャニーベ クに紹介される。ジャニーベクがラビーアに鷹を送る。ラビーアとジャニーベクは幼馴染らしい(確かティムール朝に人 質に出されていて、そこで一緒だったような記憶があります)。下右はアブルハイルの狩りの会の天 幕。右端がラビーア、その左がケレル、その左がジャニーベク、その左がジャニーベクの妻の姉でアブハイルの妻=シャームハンマド母。その左がジャニーベク の妻でカースィムの母。



シルダリアを越えて南下し侵略するよう命ずるアブルハイルに対してケレルは、オイラートと和平交渉が困難であること ろ理由にうまくかわすが、アブ ルハイルはお冠り。KoblandyとAkjolはアブルハイルの司令官で、二人が戦いだして困った、とジャニーベクが訴える。下左中央がアブルハイル、 その左がラビーア。右が大臣 。右画像はアブルハイルの家臣の面々。みんな化粧している感じでペルシア文化のまっとうな表象なのか、偏見なのかは 判断できませんが、概ね戦国期の京都貴族のようなアブルハイルとその家臣たちの風俗。



カーシムは次のハーンは叔父さんじゃ?とシャーム ハンマドを心配する。シャームハンマドは、「カーシム、そんな考えは不遜だ」と怒る。 会議中の天幕に馬で乗り入れるほどシャームハンマドは馬鹿孫。目を細めるアブルハイル。そんな場合じゃないだろ。




ラビアは、祖父ティムール(あのティムール)からもらったコーランをジャニーベクに渡す。幼馴染の模様。何か あったらこの鷹を飛ばして知らせて!今日の狩猟は気を付けて!とラビーア涙を流している。それを見て不機嫌そうなジャニーベクの正妻。

3)狩猟の場面

葦の原に潜む刺客が覆面黒ずくめで忍者のよう。ジャニーベクの部下が暗殺者を射殺してゆく。アブルハイルは脱走したライオン に襲われ そうになり駆けつけたジャニーベクが槍でライオンをしとめる。「自分で仕留めれた」と強がりを言い捨ててアブルハイルが去った後、ジャニーベクは刺客に射 られる、部下が刺客を射て、誰の仕業か問い詰めるジャニーベク。が、アブルハイルが刺客を殺してしまい、これでおあ いこ、という。射られたジャニーベクの胸にはラビーアから贈られたコーランがしまってあり、矢はコーランに刺さっていた。コーランに助けられたジャニーベ ク。更に草場に二人刺客が。猟では何があるかわからない。狩猟の会は剣呑な雰囲気で終 わったのだった。

Orda-Yejenの子孫が次のハーンになると、カーシムがいった、と妻がアブルハイルに告げ口。ラビアとジャニーベク の仲も告げ口。しかしラビーアとジャニーベクが子供の頃からの遊び友達だということはアブルハイルも知っていたので取り合わ ない。

下が宮殿の仲にあるアブルハイルの天幕。右がその内部。派手な布で飾られている。





1458年オイラトのテムルの宮殿の場面。39)この宮殿は門しか登場せず、宮殿の外観は不明。オイラートとシャイバニー朝 の間での和約交渉の場面となる。



アブルハイルの使者を前に、オイラトのテムルは、条約の条文を決めるのは我々の方であり、銀と金で税を支払うよう課する が、これはシグナクを灰にしないことと引き換えである、と告げる。他に工人と処女、人質として三歳の孫を送れと要求する(人質のこどもはラビアの子ではな いようである)。下左の中央がオイラートのテムル。下右画像の右端もテムル。左でひざまづいているのがアブルハイルの使者。




40) チェスが興味深い。この恥ずべき条約は、ステップ地方の住民を分断させた。

1458年、ケレイとジャニーベクは長老会議を開催しモグリスターンのチュー川地域への移住が提案される。オイラートとシャ イバニー朝の間で苦しめられるのから逃れるためである。44)移住出発。
移住先にいる親族の部族は、Albans、Suans、Dulats、Shaprashry、Jalairs、Argins とAlashも一緒に移住。Naimansも。Kereisも。Koniratsも。Kanlyも。 Alshinsも。20人くらいがカザフ族総会議の天幕に参加。

ジャニーベクの妻Jahanbikeの姉Akkozyはアブルハイルの義理の娘。アブルハイルの息子 Shahbudakの寡婦でシャームハンマドの母親。病弱の母は、シャームハンマドとカースィムに、母は姉妹の従兄弟なんだ から仲良くと諭す。誓って、という母にカースィムは剣に誓うが、シャームハンマドは途中でやめて去る。このシャームハンマド の母 は、宮殿の中の天幕に住んでいる。死んだらステップに埋めておくれ、という。

51)カザフ族の移住がアブルハイルに知らされる。

53)キプチャクのKobilandy部族のArgyn Kota Jirauが兄弟のAkjolを殺すように仕向けられた。アルグンはアブルハイルの宮殿に馬のまま強硬突入し、これはシャーが仕組んだことだと非難し、任 命札を投げ出して 去る。

57)1465年 カザフ族の大移住の通d機。エ セン・ブカの土地へ。集団は10部族になった。カースィムが統合を説き、雄弁と勇気のある者を使って使者を各地 に送り、 強大さを示すことが必要だと主張。ともになるにせよ敵になるにせよ。62)





63) ラビア登場、裏切り者(ジャニーベク)の名口にするな、とアブルハイルは激怒

65)大移住中の宿営地で老人が 「純真な人々よ!あなたはダイヤモンドの剣のように堅い」との詩を読む。これが題 名となっている。 Sarunarbikeという女性が男の子を生む。大移住で初めての子供。Yedil河の岸からきた部族の子供だった(Yedil川は Ishim (river)のことか?)

68)1465年、チュー川沿いのサライの都が登場(下右)。アブルハイルに従う者とジャニーベクとケレイに従う者 で物別れが起 こったりしている。雪原の大移住。歌が流れる。字幕が雪で読めない。




モ グリスターン 汗国(東チャガタイ汗国)の宮殿に、カザフのJanis部族のDulat氏の者が面会に 来る。モグリスターン国のエセン・ブカ汗登場。やってきた部族はArgins Naimans Uak Kerey  Konirats、 Alhins。エセン・ブカの敵対者はトランスオクシアナとティムール朝(事実上西チャガタイ汗国)で、彼らは、エセンの兄のJunusに権 力を与えエセンを退位させようとしていた。やってきたカザフ諸部族の受け入れにあたって、エセン・ブカの宮廷では、 国境の防衛に仕える(サイード)に仕えるとする一派と、将来に反乱 の芽となるから故郷に追い返せ、とする一派でで意見対立。オイラートも牽制の使者を建ててきた。以下は、1465年、アルマリクの エセンの宮殿 (78)。外観が登場したのは右の城門だけで、どこかの公園に門だけのセットを作ったような感じ。宮 廷内部の雰囲気はよく出ていました。



辞去するオイラトの使者と、ケレイとジャニーベク一行が中庭で鉢合わせ。一触即発になるが、「チンギスの血統の子孫 (ケレイベクとジャニーベクのこと)の視 界から失せろ!」と一喝すると、オイラトの使節達は道を開けて両側に並ぶのだった(下右画像)。下左画像は、大移住中の冬の場面。



エセンの宮廷では、カザフ諸部族に対し、青帳汗国とトランスオクシアナのエミール諸国との国境沿いの土地、 Chu,Sarisu、Talas、 Badam川沿いの土地、KozybasとKaratau山脈の北麓を与える代わりに、西部国境の防衛とオイラトとの戦 争への従軍を義務づける。言語の保持と貿易の自由、武器の貸与と、期限を設けない定住、自分の法の適用を条件とす る。エセン・ブカの息子ドース ト・ムハンマドは、これは戦わずに占領しているのだ!と非難するがエセンはそれを留め、カザフ族と条約を結ぶ。その後、カザフ族を歓迎する舞が宮廷で円舞 される。独 特の装束の舞。

カザフ移住地での放牧先にオイラト軍がやって来る。ウズ・テムル自ら来る。本拠地に戻る途中で遭遇。カザフ側は、独 自協定をエセンと 結んでいると主張し、「この道は俺の領土だ」、と告げる。オイラートは、以前の宮殿での一件に次いで二度目の道をあけてカザフを通す。が、その後戦いにな る。カザフ側は女 性弓隊も大活躍し、オイラートを撃退。カザフは久々の勝利に沸き返る。

98) 1466年 Zhetisu(場所の名前?)。ジャニーベクの妻の姉Akkozyが死去したことがカザフ族に報告される。Akkozyはシャイバニー朝の 主邑Signakに戻らず、草原に葬られることを望む。ジャニーベクの妻と息子のカーシムが墓を訪問する。すると、 シャームハン マドが墓にいた。下右が、墓参りをする三人。



カザフとシャイバニー朝は、カザフの移住によって、事実上決裂状態にあったので、カースィムの部下達とシャームハン マドの部下達の間で一触即発となるが、シャームハンマドが制す。シャームハンマドに「強くなって!」といい、シャー ムハンマドは、「おばさんも行ってください。もう戻らないで」と別れを告げる。あまりドラマ的な盛り上がりの無い作 品だったが、この場面はよかった。

宮殿に戻り、アブルハイルに折檻されるシャームハンマド。続いてアブルハイルは、カザフ側の部族に難癖をつけ攻撃を しかける。ノガイ一族のKaztuganという詩人が、シャイバニー朝から逃れ、カザフとともに移住するよう詩を用 いて諸部族に宣伝しており、この宣伝政策が、ノガイ一族がカザフの反乱に参加していると見なされ、これを鎮圧するた め、アブルハイルは弟のハイダルとシャームハンマドを差し向ける。これらの事態をラビアが鷹を使っ て手紙をジャニーベクに送るのだった。

カツガンがラクダによる首つりの刑を執行された時にカースィムと Brunduk兄弟率いるカザフ軍が襲撃するが、逆に包囲され殺されそうになる。ところが、カースィム兄弟絶体絶命のときに謎の騎士が助っ人に。仮面ライ ダーか!





謎の騎士の活躍でシャームハンマドを虜にする。殺せ!と開き直るシャームハンマドを、悩んだ末カーシムは逃がす。敗 戦を伝えられて激怒したアブルハイルは、カ ザフとの交易を全面禁止。謎の騎士カツトゥンはノガイ氏からカザフに移住した。

121)エセン・ブカの死去の知らせが届く(1462年頃)。エセンの息子のドースト・ムハンマドはカザフへ契約破 棄を通告してきた。下左が契約書。
1466年 テングリ汗山麓。カザフ汗国の建国を決める長老会議。二人きりのときに、ケレイはジャニーベクを若くて 力が あると推薦。俺は支援に回る、とジャニーベクに汗の地位を譲る。下右はブランコ。



ラストの場面は、ジャニーベクの即位式(建国式)。ウルス汗の白帳汗国を再興する、と高らかに宣言する。Alashの人々、は統合されるといっている (Alashはカザフの中の中核部族か?)。下左がジャニーベクとケレイの天幕。下右は、白装束姿で、白い 天幕の上に担がれて行進するジャニーベク。





最後のナレーション。「3000年の遊牧民の歴史で300人以上の汗がいた。その多くの名前は忘れられていったが、 ケレイとジャニーベクの 名は550年間忘れられたことはないし、これからも忘れられないだろう」。




imdbの映画紹介
Diamond Sword (2016年)
テ レビシリーズ (2017年-)
続 編映画『Diamond Sword :Golden throne』(2019年)

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