ローベッチュ



紹介

 当時の名称もローベッチュである模様。第2王国時代の山城というよりも要塞。
川に削り取られた戦艦型の地形に要塞が乗っている(要塞は2等辺三角形をしている。写真2と3は頂点部分にあたる)。
 写真左は遠方からみた要塞全体。方角としては西北方向から撮影している。要塞向こう側は断崖となっている。
 写真右、左2,3は立派な遺跡が残っている様に一見思えるが実は残存していたのは地上1Mくらいまでで残りの部分は殆どが 改修時の増築部分であると思われるので非常にがっかりする。
 
 写真左上の遺跡の手前に展開する集落は「歴史保存区」ともいうべき比較的古い家並みが残っている。写真m右一番下の家 はそのひとつである。遺跡といいこの家並み、地形といい「小タルノボ」とでも言えそうな風情である。タルノボよりも落ち着い ていて、雰囲気的には結構好きな場所のひとつである。 写真左最下段は遺跡から見たローベッシュ市街。ローベッチュは中堅都 市である。

その他の史跡

1869年に反トルコ放棄した革命組織の本部があった場所で日本で言えば坂本龍馬に相当するベージル=レフスキーがつ かまった場所?である。1869年革命ゆかりの博物館が「歴史保存地区」にある。また遺跡の近くにはジャイアントロボ連 想してしまう巨大なレフスキー像がある(写真右下の左。10mくらいありそう)。

 

旅行情報

ブ ルガリアの地図はここを参照してください。
ローベッチュへはプレーベンから入るのが便利。バスも鉄道もあり本数も多い。ソフィアからプレーベンまではルセ行きの幹線鉄 道で約3時間。ローベッチュープレーベン間は約1時間である。遺跡は鉄道やバスターミナルから歩いて行けるが3,4キロ歩 く。鉄道とバスターミナルは隣接していて町の西にあり、遺跡は町の東外れにある。