周髀算経 著者不明 紀元前2世紀頃(秦末-漢初)
BC186年以前。湖北省江陵県張家山の下級官吏の墓M 247西漢(前漢)墓より発掘された竹簡に記載されていた算術書。
「九章算術」よりも200年も早いもので、内容は算数書の内容は概ね「九章算術」に含まれている。四則演算、
「合分(分数加法)」「増減分(分数加減法)」「分乗(分数乗法)(註5)」「径分(分数除法)」「約分」
「増乗」「相乗」「合乗」及び応用問題からなっている。以下のHPに詳細が記載されている。
「中国湖北省江陵県張家山遺跡出土『算数書』について 城地 茂」
http://www2.nkfust.edu.tw/%7Ejochi/index.htm
説苑 劉向(BC53~AD23) 高木友之助 明徳出版社
淮南子 劉安(BC179~122) 高祖の孫で淮南王。
諸子百家、政治、天文、神話、伝説など老荘的思想のもとに記述された百科全書。講談社学術文庫に淮南子入門書がある。
氾勝之書 氾勝之著 前1世紀。
中国最古の農業書。乾燥地農法について記載。邦訳が出ている。農山漁村文化協会
1986年。
西京雑記 劉[音欠](BC53~AD23)
皇帝、皇后、諸侯王、その他の人々の逸話、風俗、伝聞、雑事、伝説、詩賦、長安の制度や風物などを記載。
東方書店から訳注あり。劉向のこ劉キンの著作と伝えられ、西晋・葛洪が加筆修正したと伝えられている。
東方書店より邦訳が出ている。このHPを書いた時はまだ在庫があったのに、今日買いに行ったらもう在庫切れ
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蜀王本紀 揚雄(晋代の偽作説が有力)
周易・序卦
法言 儒学書 13巻 揚雄撰 、方言 13巻 揚雄
呉越春秋 趙曄 撰(40~80年代。趙曄は40代で死去したとされる)
呉越抗争を描いた歴史物語。こちらに邦訳サイトあり。
数術記遺 徐岳撰,紀元2世紀頃漢書 班固(32~92)、班昭(45?~117?)
傷寒論 張仲景 16巻
独断 蔡邕(さいよう)(AD132~192)
礼樂、輿服、祭祀、文書などの制度、文物を解説。東方書店より、邦訳「訳注 西京雑記・独断」が出版されている。
風俗通儀 応劭(おうしょう)
制度や事物について俗説を訂正している。明徳出版社からの邦訳あり。
漢官儀 応劭(おうしょう)
九章算術註解 AD268年 魏 劉徽
九章算術の註解書。同著者による「海島算経」(AD263)という著作もある。
五曹算経 紀元3世紀頃(三国ー西晋)
孫子算経 紀元3世紀頃(西晋-東晋)
夏候陽算経 紀元4世紀頃(東晋)
後漢書 呉・謝承 130巻(現存輯本8巻) 邦訳なし
後漢書 呉・薛瑩 65巻(現存輯本1巻) 邦訳なし
後漢書(または漢後書) 呉・華嶠 97巻(現存輯本2巻)邦訳なし
続漢書 東晋・司馬彪 83巻(現存輯本5巻) 邦訳なし
後漢書 東晋・謝沈 122巻(現存輯本1巻) 邦訳なし
後漢書 東晋・袁山松 95巻(現存輯本2巻) 邦訳なし
後漢書 佚名 (輯本1巻) 邦訳なし
漢紀 東晋・張璠 (輯本1巻) 邦訳なし
後漢紀 晋・袁宏撰 400年頃。明徳出版社から桓帝以降について邦訳あり。
三国志 晋・陳寿 280頃 魏書30巻・蜀書15巻・呉書20巻(全65巻)華陽国志(かようこくし) 晋・常キョ 12巻
神仙伝 東晋・葛洪(283~343) 平凡社ライブラリー
抱朴子内篇 東晋・葛洪 平凡社-東洋文庫
仏国記 法顕 399~416年のインドへの旅行記。東洋文庫から邦訳あり。
捜神記 東晋・干宝(かんほう) 原本30巻(20巻現存)
神仙・怪異に関する説話集。460話程が収められている。平凡社 東洋文庫に邦訳あり。
甄異伝
異苑
斉諧記
冥詳記
張邱建算経 紀元5世紀頃
綴術 祖冲之 紀元6世紀頃(算術書)
後漢書
范曄(はんよう)(397~445)
全120巻。うち本紀10,列伝80は劉宋の范曄の撰。志30巻は晋の司馬彪の著作を後世合わせたもの。
荊楚歳時記 梁・宗懍(500頃~563頃)
南方の風物について記載。平凡社・東洋文庫に邦訳あり。
斉民要術 北魏(賈思[劦思])
料理書。雄山閣出版から邦訳あり。1997年。
世説新語
文心雕龍(ぶんしんちょうりょう) 斉・劉勰 50編
文学評論。
洛陽伽藍記 北魏・楊衒之 東洋文庫から邦訳あり。
黄帝内経 日本大学医学部文芸部ホームページ->「風の椅子」第25号(2000/6/2)より->黄帝内径(翻訳及び解釈)に翻訳あり。
「黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)」と「黄帝内経霊枢」の2部からなる。年代・作者不詳。記述の内容から
戦国以前から六朝時代までと考えられる幅広い期間の記述が考えられる。中国最古の医学書といえる。
山海経 晋・郭璞の註 18巻 平凡社ライブラリに邦訳あり。
中国最古の地理書。五蔵山経5巻,海外四経4巻,海内四経4巻,大荒四経4巻,海内経1巻の計18巻から成る。
五蔵山経は東周時代に首都洛陽で作成されたとも言われており、全体は戦国時代末頃の成立とされる。
全体の半分を占める五蔵山経は民俗学的な記述となっているが、海外四経以下のものでは諸国に奇怪な人獣の記載があり、
神話・伝説がメインとなっている。