アムネリオン


紹 介
 紹介
 扉の写真をご覧いただければわかる様にアムネリオン都市遺跡のあるところは地中海に幅1、2キロ程度の半島がぐっと突き出した地点にある。上記写真は半島の南端近くから北へ向けて撮影したものである。右写真1番目は、遺跡入り口の料金所で南へ向かって撮影した写真。半島ぎりぎりまで山が突き出ており、城壁が長城へ向かって続いているのが見て取れる。長城まで500m程度。標高も200m程度だと思われるが、獣道の様な道しか無いようである。頂上まで上がれば反対側を見れてさぞ絶景が見れるのであろう。時間も体力も無く頂上制覇は断念したが、ちびっこ冒険団みたいな、海水浴に来ていた少年のグループは頂上まで行っていた。体力があれば、20分もあれば上れそうである。  劇場、水道橋、住宅、教会などの遺構が残る。時代の建築様式もまったく異なるが、山の斜面一杯に展開しているところが、末期ビザンツの都市遺構ミストラを想起させるものがあった。しかし、この遺跡で何よりも印象に残ったのものは美しい海の青さだった。遺跡からぼーっと海を見ていると、この町が活気のあった時代が彷彿としてきてタイムスリップしてしまいそうな錯覚に襲われる。すばらしいところ。

 扉写真右側のビーチは海水浴場となっており、観光用の帆船が客を乗せて沿岸を一周していた。

 旅行情報
 アムナールのバスターミナルは半島の手前にあり、ここから7,8キロメートル離れている。バスターミナルからここまではタクシーで30分程度。帰りもタクシーとなるが、時間を決めて迎えにくる様に言えば来てくれる。無論料金は帰りに払えばいい。遺跡内に立ち入るには有料。写真右1番目の駐車場は敷地内にある。写真2の背後に料金所がある。しかし自分が払った料金が、駐車場の料金なのか遺跡見学の料金なのかいまいち思い出せない。

 アランヤまでバスで3時間。スィリフケまでは4時間。
アンカラからスィリフケまでコンヤ経由でバスで9時間程度。(トルコ地図はここを参照してください) 

遺跡見取り図  その他
  アムネリオン遺跡はビザンツ時代といっても7世紀以前に栄えたものらしいので、このホームページの趣旨では古代ローマ遺跡の方に分類するべきかもしれない。劇場や浴場などビザンツ世界というよりも古代地中海社会の生活に特徴的な施設である。ここでビザンツ世界に分類してしまったのは都市の配置によるところが大きい。
 山の斜面にあり城壁で囲まれている。古代地中海都市に見られる余裕のようなものが若干希薄に思われた為である。調べた結果はっきり繁栄した時代が特定できたらページ配置を再考する予定。
旅行日記