カビレ


NO1
紹介 
NO2
 当時の名称 トラキア時代の砦の痕跡からローマ・ビザンツ時代の遺跡まで、丘の南斜面に展開する比較的大規模な遺跡である。
カビレはローマ時代は軍団駐屯地であったらしい。居住施設遺構が残る。ビザンツ時代の教会跡など豊富な遺構が出土している。 150年計画で毎年数平方メートルづつ発掘を続けているとのことで、まだ大半が未発掘の土地である。

 写真1は西南方向からカビレの丘を撮影したもの。写真2は遺跡の敷地内から西北方向に向かって丘を撮影したもの。写 真1の手前の小さい盛り上がりはテルであると思われる。このような小高いテルはブルガリア中あちこちにある。日本におけ る古墳同様ありふれたものの様である。
 丘の頂上は台地状に、奥の丘へと連なっていて、そこに岩に刻まれたトカゲの像など、トラキア人の砦の痕跡が残る。

 
 右の写真3は墓から出土した遺骨。ずさんな発掘で頭骨に穴があいてしまっっている。胸をクロスしているので、キ リスト教の時代に入ってのものと思われる。

 写真2の手前の遺構はビザンツ時代の教会跡。赤い屋根は発掘用の休憩所。

 写真4は丘の上から西の方角を見たもの。トラキアの平原がはるか地平線まで続く。

 写真5は丘の上から遺跡が展開している南斜面を撮影したもの。なんとなく3角形に見えている部分が遺跡の 敷地内である。

 写真6、7下はローマ時代の遺構。写真中下は下水処理の遺構支管、写真左下の中央付近にドームが見えてい るが、ここが本管らしく、下水設備が良く残されている。

 

NO3

 NO4

NO6 
旅行情報
NO7
ブ ルガリアの地図はここを参照してください。
トラキア平原の中央付近にある。ヤンボル市街から車で20分。バスがあるかどうかは不明。タクシーが便利。
しかし遺跡は一般公開しているかどうかわからない(発掘中であるので)ので、ヤンボルの歴史博物館で申し込んでみると案外見 せてもらえるかも。
 ヤンボルはノヴァザゴラから鉄道で30分、スタラザゴラから1時間、プロブディフから3時間半、ソフィアからは5時間半で ある。また、黒海沿岸ブルガスからは1時間半程度である。
 ヤンボルにホテルがあるかどうか不明。5万人程度の町なのであってもよさそうだが。
 見つからなかったらスタラ・ザゴラで宿泊。

BACK