メリダ

エメリア・アウグスタ

	紹介
	メリダはスペイン最大のローマ遺跡である。ルシタニア州の州都でもあり前25年に退役軍人の為に建設され、409年にアラン族に征服された。メリダには多数の施設の遺跡が保存状態もよく残されている。もっとも有名な遺跡は劇場遺跡。古代ローマの劇場遺跡の中でももっとも保存状態のよいものの一つである。劇場遺跡は娯楽施設のコンプレックスを為していて、円形闘技場が隣接している。　現在でも利用されている橋が2本残る。グアディアナ川にかかる橋もローマ遺跡の橋の遺跡の中でもっとも保存状態がよいものの一つ。
		旅行情報
サン・ラミロ水道橋	また水道橋の遺跡も２本残されていて、掲載の写真はミラグロス水道橋とサン・ラサロ水道橋。ミラグロス水道橋は鉄道駅の近く、鉄道駅に向って正面を左へ坂を下ったところにある。ミラグロス水道橋の直ぐ南横にも橋が残る。ミラグロス水道橋より小さいが、よく補修されていてほぼ完全体で残っているのがサン・ラサロ水道橋。ラサロ水道橋はミラグロス水道橋の北１キロ程の所にあり、戦車競技場の前に通じている。戦車競技場（右上）は劇場遺跡を更に北西に数百メートル行ったところにある。　このようにメリダには保存状態のよい大遺跡だけで、劇場、橋、水道橋などが複数残り、更に凱旋門、神殿、別荘遺跡が比較的大きな遺構として残っている。これらに加えフォルムや道路など細かい遺跡を入れたらかなりの量となるに違いない。	バスステーションはグアディアナ川の東対岸にあり、丁度町からローマ橋を渡ったところにバスステーションがあることになる。橋は全長792メートルあり、ほぼ町からバスステーションまで１キロ程度。　大遺跡の割には写真が全然掲載できていないのは、何故か10年前の古い使用済みフィルムが混じっていて２重露光となってしまった為。メリダの白眉である劇場やローマ橋は他のサイトであちこち掲載されている為、そちらをご覧ください。メリダまではマドリッドから直行バスがある。地下鉄でCONDE CE CASAL（アート-チャ駅から 3つ目）にあるアウトレスバスターミナルからバスが出ている。恐らく1-２時間に１本は出ているのでアクセスはいい。　マドリッドからメリダまで4時間。遺跡の規模の割りにはメリダに安宿は多くはなさそうだった。人口5万人程度で、銀行では日本円の両替は出来なかった。
（スペインの地図はこちらを参照してください）		旅行日記