ジィカ


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紹介

 ザゴウアンはチュニスの南60Km付近にある。バス又はルアージュで1時間。いかめしい岩山が見えてくると ザゴウアンである。ザゴウアンはこじんまりとした村に近い。裕福層の避暑地であるみたいで、別荘とおぼしき建てものが山の麓 に広まっている。写真左の道をそのままゆくと別荘地帯にたどり着き、唯一のホテルニンフがある。ニンフホテルは通常のホテル だけではなく、コテージ形式の運営もしている。
 写真左の中で、左へゆくとメディナ(旧市街)へ出る。温泉地の宿場町といった感じ。町のメディナ近くのバスターミナル(と いってもバスが5,6、台停まれるスペースがあるだけの場所だが)から写真1を撮影した地点を写したのが写真2。 ちょうと 日没時。写真右の左手の裾野をあがって行くと写真左の山へ近づくことになり、1キロ程上がって行くとニンフホテルの看板に出 くわす。ホテルはここしかない。
ニンフホテルの語源は近くにある泉であり、カルタゴへ水道により供給される水はこの山から涌き出ている。この泉はこの山 全体から水道へ供給される水源の象徴としてあがめられたらしく、泉にはハドリアヌス建立とされる上記扉の写真のニンフの神殿 があるのである。

 遺跡を良く見ると半円形となっているが、その半円の各部分のくぼみに神像がそれぞれ安置されていたとのこと。
 写真左は神殿の背後からの眺望。写真右は神殿手前にある池であり、ここが(象徴的に)水源とされたらしい。
左下写真はチュニス市街にある水道。

旅行情報

旅行日記
 ザゴウアンはチュニスの南60Km。西に20Km程のところにトゥブロボ・マジェスの遺跡のあるエル・フェ スがある。最初この遺跡を見学してエルフェスに宿泊するつもりであったが、町にはホテルが無く、駅から遺跡まで3,4キロあ り、夕方についたこともあって遺跡を見てチュニスに日帰りすることも出来ず、地元の人にザゴウアンにならホテルがあり、つい でに遺跡もあるから、今日はそっちに泊まってトゥブロボ・マジェス明日にしたら、と薦められ、ザゴウアンへくることになった のだった。あまり期待していなかったのだが、結構気に入ってしまい、チュニスへの水道もみたくなったので、翌日はトゥブロ ボ・マジェスへは行かずそのままザゴウアンからチュニスへ引き返した。
チュニスから日帰りも可能。人にもよるけど、個人的にはお薦めの場所。 コテージのホテルも○。

 (チュ ニジアの地図はこちらを参照してください

 
この水道は12,3世紀に改修されたものとのこと。チュニス-ザゴウアン間の車道沿いに水道が平行して走っている。全部 が水道橋ではなく、地上を走ったり、地下に潜ったりしている。写真にある市街の水道より、中間にある水道やザゴウアン近くの 村の水道を撮影しておきたかった。その村では水道が地上を走り、あちこちに蛇口が着いていて住民が水を使っていた。
写真の水道はザゴウアンからのルアージュ(乗合タクシー)の着くチュニスのバスターミナル近くにある。