ハットッサ


 
紹介
 
 ヒッタイト王国首都 ボアズカレ(ボアズ城)の遺跡。ボアズ村(ボアズキョイ)の近くにある。ボアズキョイは上の扉写 真の左に見えている緑の地帯。撮影地点から直線距離で2Km程。扉写真は単なる村の風景写真ではなく、ここら一体がかつての ボアズ城城内である。一見ただの岩がころがっている様に思えるが、これらはかつては砦や城壁の一部をなしていたと思われる。 扉写真は南から北方面へ向けて撮影したところ。更に左側(西)側を向くと、写真左となる。赤線の枠内にあるのが、ライオン門 といわれる名所。右側の写真がその門である。門柱のところにレリーフが残っているのがわかる。

 遺跡は村の南にありほぼ2Km四方ある。城壁に沿って順路があり、一周約6Km。2,3時間もあれば見て廻れると思 う。

 
 また、もう少し村に近づいたところで撮影したものが右の写真。クリックすると拡大するので、拡大写真の方が分かりやすい が、丘陵地帯に土台だけの石組が残る神殿や宮殿、住宅地跡などが点在しているのがわかる。

左下写真はもっとも巨大な大神殿跡の神殿に至る舗装道路。この時代に舗装道路があったとは驚き。右下は城内に点在する 砦跡の一つ。イェニジェ・カレ(新城塞)だと思う。写真下は 記憶が怪しいが、ビュユク・カレ(大城塞)にある倉庫か文 書庫で壁面に当時の文字が書きこまれている。

 ボアズカレはスングルルから約25Km。ドルムシュ(乗合バス)を使う。1998年夏は0.150ミリオン(約0.5 ドル))だった。しかしどうも本数があまり多くない様で朝夕しか出ないみたいで交通の便があまりいいとは思えない。ドルム シュを利用して安上がりに行こうとすると1日がかりになりかねないと思われる。村では観光タクシーがおり、ヤズルカヤなど他 の遺跡も廻って2.5ミリオンとオファーされた。私は時間が無く、断ってしまったが、観光タクシーは結構おすすめかも。でも 行く先々で登場する仲間のみやげ物売りに悩まされそう。。。
 アンカラからスングルルまではバスで3時間。アンカラ-サムスン間の幹線道路なので、夜間でもバンバンバスが走っているの で交通は便利。しかしスングルルの宿はあまりなさそう。街道からスングルルの街に入るところにある街道沿いにあるモーテルが 分かりやすくお薦めかも。ちょっと高かったけど(22ドルだった)。
旅行日記
遺跡見取り図
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