第一話から
第六話の続き。イタリアのスフォルツァ家からポーランド王に嫁いだボナ・スフォルツァの半生を描いたテレビシリー
ズ。詳細は「More」をクリックしてください。 第七話 王太子アウグストとエリザベートの結婚披露宴の舞踏会。 これはその時参加していたハンガリーの使者。帽子が特徴的。 これはアンナだと思う。 これはポーランドの家臣。帽子と、頭の横の耳宛のようなものが特徴的。 これも舞踏会の参加者。やはり帽子が印象的。 その後の初夜の、アウグストが寝台に妻を招こうとすると、エリザベートは癲癇の発作を起こしてしまう。エリザベートお抱えの侍 女(カタジーナ・フェルツリン)は当然状況を把握していて冷静に処理するが、アウグストは驚愕である。 これは何度も出てくる、部屋の隅に作られた暖炉。細かい彩色レリーフが施されている。 マンドリンのような楽器に合わせて少年が歌う宮廷場面が出てくる。 ヴィリニュスの宮殿を背景にバルバラとジグムンドが会話している。これがバルバラとの出会いの場面。下記はバルバラとその兄弟 とアウグストが晩餐をとる場面。ウラジーミル・チャールニーと聞こえているのは、バルバラの従兄弟、ミコワイ・ラジヴィウ・チャルヌィのことであろう。エリザベートとアウグストの結 婚が1543年だから、既にラジヴィウヴ家は、バルバラの兄ミコワイ・ラジヴィウ・ルディと ミコワイ・ラジヴィウ・チャルヌィの代に変わっている筈である(父のイェジ・ラジヴィウは1541年に死去している)。この食事 風景、なんというか、こじ んまりしていて家族の団欒のよう。一番左がアウグスト、その右がバルバラ、その右、立っているのが女中、一番右も女中、その左の 帽子の二人が、バルバラの 兄と従兄弟。それにしても、どうして帽子をかぶったまま食事してるんだろう。そういう風習だったのだろうか。 その夜、部屋を抜け出してアウグストと会うバルバラ。夜、妹の部屋が抜け殻なのを見つける兄と従兄弟。片方が怒るが、もう片方 が、待て、考えてみろ、などといっている。下記は翌日アウグストと会話する兄のミコワイ。 こちらがアウグスト。少し暗いが、このワインレッドの衣装もなかなか良い。 どうやら、アウグストはリトアニア公としてリトアニアに赴任しているようである。で、既に妻と別居中であったので、バルバラと出 会うことになったらしい。 手紙を読んでたたきつけるボナ。ため息もつく。ストラッシュノ!ドックス・リトアーニア!(酷い!リトアニア公!)と叫んでいる ので、恐らくアウグストが 愛人を囲ってしまったことを記載した通信ではないかと思われる。多分ボナの送り込んだ調査員かなにかからではないだろうか。 病床に入った国王と会話するボナ。布団をかけなおしてあげたり。侍女にやらせないところがいい。 このあたりから、アウグストもシルヴァニアと呼ばれだす。 国王が病気にも掛からず、川に船で漕ぎ出してデートするアウグストとバルバラ。幸せなひと時を過ごすのだった。 第八話 冒頭エリジャベータが登場。次女のカタリーナ・フェルツリンになにやら相談している様子。 一方、雪の中を橇でゆくアウグストとバルバラ。その後二人で風呂に入る場面。 当時はこういう木枠の風呂だったんですね。 クラクフに戻ったアウグストはエリジャベータの部屋を訪問する。エリジャベータに愛人の話をしたようだ。離婚か別居を持ち出した のかも知れない。エリジャ ヴェータは、オーマイ・ゴッド、カトリーヌ!と侍女の名を叫びながらまた癲癇を起こしてしまうそのままひゅーというように両手を 広げたまま背後に倒れてし まう。唖然とするアウグスト。それにしても、ポーランド語でも「オーマイガッ」は定着してるんですねぇ。。。 続いてアウグストはボナの部屋を訪ねる。エリジャベータとバルバラの件で会話しているようだが、最後にボナが「ニッツ!」とい い、アウグストは憤然と立ち上がって去る。会話は決裂した模様。 病床の国王と会話するボナ。バルバラの話を出している様子。そこに息子のアウグストが入ってくる。更に家臣二人も入ってくる。家 臣からの知らせに対して、 国王がボジェ・エリジャベータ(ああ、神よ、エリジャベータ/ボージェは、オーマイガッと同じ)といっているから、ここでエリ ジャベータは死去したものと 思われる(エリジャベータはこれ以降登場しなくなる)。アウグストに愛人ができたことがショックで衰弱死したものと思われる。下 記は寝込んでいる国王の寝 室の暖炉のレリーフ。 ボナは自室で侍女のカタジーナの今後の処遇ついて、侍女マリーアと会話している。 続いて道化と家臣がトランプしてる場面となり、そこにボナが入ってくる。あわててカードを隠す道化スタンチク。 (後半よく登場したワインレッド装束のボナ) 家臣同士の会話でヴォイヴォーダー(宮宰、知事)とかヤゲロスキー・モナーヒー(ヤギェウォ家君主国)などの言葉が出てくる。 国王ジギスモントが病床につき、その後の展開をあれこれ予測していると思われる。 そんな時、イタリア以来の忠実な臣下である、 ロドヴィコ・アリフィオも病で死去してしまう。臨終の床では、ボナ自らが看病し、 アリフィオは、最後に、 「ボナ」と口にし、死去してしまう。彼が生き延びていれば、悲惨なボナの末路も、もっと違ったものになっていたかも知れない。 バルバラを夜こっそり訪問するアウグスト。輝くばかりの真珠の装束。まあ真珠と宝石は輝いていてあたりまえなんだけれども。 二人が密会してる部屋にバルバラの兄と従兄弟が、護衛を剣で叩きのめし、扉をぶちあけて乱入してくる。秘密のつきあいだったバル バラとの密会の場面を、バ ルバラの兄弟が正式に取り押さえる無理やり結婚させる場面である。準備よく、直後に別の扉が開いて、1.5mくらいの巨大な十字 架を持った司教や僧侶、リ トアニア貴族多数が別室で待機していたのだった。ジグムントとバルバラは、十字架に誓い、秘密裏に結婚式を挙げたのだった(この 部分の画面ショットは次回 の「バルバラ・ラジヴウヴナのための墓碑銘」で掲載)。 翌日。橇の隊列がヴィリニュス郊外を走る。橇に乗り、幸せそうなバルバラとアウグスト。ヘトマン(バルバラの兄)の館に向かっ たらしい。そこで結婚式の内輪の宴会が執り行われる。 いよいよ臨終が近くなった国王の寝室には、家族、僧侶、貴族など多くの人々が集まっている。 国王はまだ崩御していないのに、鐘が鳴り続けるのだった。 第九話 国王ジギスムント・アウグストが死去(1548年)。この回は国王の葬式から開始。葬儀の陰で密談するボナと家臣。タルノフス キーとかラジミールとかハプ スブルクとかの名前が出ている(タルノフスキーやポーランドの王冠領最高軍事司令官ヤン・タルノフスキー、ラジミールは、リトア ニアの宮宰ラジヴィウ 家)。 続いてシギスムント・アウグスト二世の国王即位式が行われる(この部分も画面ショットは次回)。 占い師みたいな人が地図を見てアウグストに何か説明している。 ボナはマゾフシェ地方(現ポーランドの北西部)に引き篭もることを決める。タルコッシュ、侍女マーリア、娘アンナにマゾフシェ行 きを告げるボナ。続いて 引っ越す場面が出てくる。ボナの部屋の家具が次々と運び出されてゆく。娘アンナらしき人が泣いている。どうやらアンナはマゾフ シェについていけない理由が あるのかも知れない。王家の子女の結婚は外交政策の道具だったから、簡単に母親について田舎に引退することはできなかったのだろ う。もうひとつ、もしここ でアンナがマゾフシェまでついていってしまったら、ラストで、「どうしてイタリアまでついていってあげなかったんだ!?」と疑問 に思ってしまうので、ここ で泣いて分かれさせる演出が正解だったのだろう。 下記はイタリア以来のボナの侍女マーリア。珍しく衣装が目に付いた。 バルバラと至福の時を過ごすアウグスト。引越し間際、アウグストが訪問してきて喜ぶボナ。が、ボナが薦めるワインを飲まない。毒 殺を恐れたのかも!?ここ でグラツィエとかイタリア語が出てくるが、これまでにも、たまに出てきていた。ボナの影響で周囲の人々も簡単な挨拶などのイタリ ア語は覚えてしまっていた ようだ。 バルバラが兄ミコワイ、従兄弟のミコワイと会話する。恐らく王妃戴冠と今後のラジヴィウ家の政策について相談しているのだろ う。 議会の場面。バルバラ戴冠を巡る議会の激論の場面。ピンクの衣装とサンタクロース衣装(クラクフ知事である模様)が議論する議会 の場面である(画面ショッ トは次回掲載)。他にも、下記のような薄紫の衣装の貴族が出てくる。昨今の地味な背広の議会より華やかで見ごたえがある。現代の 議会もこんな感じの衣装に すれば、傍聴率・視聴率が上がるのに。 議会はセナトルスキー(セナート)なんだ。現代米国やローマと同じとは知らなかった。議会にラジヴウナ家とリトアニア人一隊が 入ってきて演説する。これが 聞き入るものに聴かせるのだった。なにか説得力のあることを言っているらしい。そして最後にクラコフスキーを怒鳴りつけるアウグ スト。ピンク装束の議員が 「なんということだ」というような台詞を口にし、アウグストは強引に議会を閉会し、議場を去る。王退場後、満場「ニエー」の嵐と なるのだった。恐らく新国 王はバルバラ戴冠を強行するような事を口にしたのだろう。 第十話 夜、暖炉を見ながらうつろに座るバーバラ。そこにジグモンド・アウグストが入ってくる。ひさしぶりにあったのか、バーバラは飛 びつくのだった(アウグストは議会に出席する為にポーランドに戻っていたのだった。でリトアニアに帰還した)。 雪の中、郊外をゆくボナ一行。ボナはだいぶ老けている。マゾフシェの邸宅に到着した模様。いろいろ現地の役人から情報を収集し ているボナ。同時のクラクフの情報入手も抜かりはない様子。 一方バーバラと兄・従兄弟。落ちつかなげなバーバラ。そこにアウグストが入ってくる。戴冠の話をしているらしい。そしていよい よバーバラ戴冠。このあたりは映画版(次回掲載)と同じ。下記は戴冠式後、バルバラが諸侯の挨拶を受ける場面。 それを見守る道化スタンチク。 緊張しているバルバラの手をそっと握るアウグスト。幸せ絶頂の場面でした。 その後、寝込んでいるバーバラと会話するアウグスト。 一方ボナのマゾフシェの邸宅を娘のアンナが訪問している。この時のアンナの帽子が印象的。 バルバラを看病するアウグスト。もうだめかも、とか弱音を吐く王妃。眠るように亡くなるバルバラ。慟哭する王。 バルバラ亡き後、リトアニア貴族3人の会話。帽子が特徴的。タルコフスキーとかラジヴウィウとかハプルブルグとか出ている。右 がバルバラの兄のミコワイ、左が従兄弟のミコワイ(だと思う)。中央は誰だか不明。 ボナ、葬儀装束。ということは、バルバラの葬儀も終わったようである。ハプスブルスキーとか出ている。時々「シー」とかイタリア 語が出るボナ。この場面で は、恐らくジグムント・アウグストの次の正妃をハプスブルク家から迎えるという話を知っているものと思う。というのも、この回の 最後にハンガリー対立王 フェルディナンドが登場しているからである。下記がその時のフェルディナンド。キノコ型の帽子が強く印象に残る。 ボナとアンナがスグストを訪問する。アンナに席をはずしてもらってボナとアウグストで後任の妃について会話。ボナはツァール・イ ワン(モスクワ大公国のイ ヴァン四世)、ハプスブルク・フェルディナン(ハンガリー対立王フェルディナンド一世)などと口にしている。どちらにつくか、と いう話かも知れないし、イ ヴァン雷帝の西進政策に対してハプスブルクとの同盟を説いているのかも知れない。 最後はミコワイ・ラジヴィウとアウグストが会話して終わる。多分ハプスブルク家との婚姻を通告していたのだろう。 第十一話 暖炉の前のボナ。マゾフシェの邸宅からクラクフに戻ったらしい。侍女マーリアがシー・シニョーラとか言っている。 娘のアンナとの会話に、キャサリンという名前が登場している。これは、アウグストの三度目の妻で、最初の妻の妹、ハプスブルク のフェルディナンドの娘のキャサリン。左がアンナ。 キャサリンの戴冠式に出席するアンナとボナ。アウグストとの結婚式は1553年なので、この戴冠式も1553年のことだと思わ れる。 玉座に座ったアウグストとキャサリン。そっぽを向いているアウグスト。手をおいたバルバラの時と大違い。 下記は戴冠式でのボナ(左)とアンナ(右)。このアンナは後年、53歳の時(1575年)にポーランド女王に就くことになるの だった。当人がこの時のキャサリンと同じ儀式を行うことになるとは予想もしていなかったかも。 式場から退場するキャサリン(左)とアウグスト。手前は先導役の子供(王家の一族の子女かも知れない)。、この時のキャサリンの 服装は、19世紀ヴィクト リア王朝とか、20世紀初頭の米国の上流婦人の装束を連想させる。16世紀には国王一家の装束が、19世紀になってようやく市民 にも手が届くようになった ということなのだろうか。 国王の後を歩く、ボナとハプスブルクからの使者。 アンナと、右側はボナの四女、カテリーナだと思われる(カテリーナは1562年、後のスウェーデン王ヨハン3世と結婚し、長男 ジグムントが1587年、ポーランド国王となる)。 さて、その後、夫婦生活は順調にスタートを切ったと思ったら事件が。キャサリンのお腹が大きくなったようなので、妊娠していると 思っていたら、それは枕 だった。アウグストが突然部屋に入ってきて、思わず枕を落としてしまう。あまりに驚いたキャサリンは、癲癇に陥ってしまう。驚愕 するアウグスト。どうやら これは貴族の陰謀で、流産する薬を飲まされたようである。その前に登場していた侍女が薬を隠す場面があったから。 次の場面のボナの驚きを見ると、どうやらボナは無罪の模様。続いてキャサリンにアウグストが説教し、事実上離婚となったようで ある。下記はキャサリンとアウグスト。 アウグストが出て行くようにキャサリンに告げ、同意したキャサリンが頭を下げる場面。 気落ちするアウグスト。そこにボナが訪ねてくる。 これは、第一話の冒頭の場面である。ここでまたもや会話が決裂し、とうとうボナはイタリアに戻る気配になる。 ヴィスコ・クラコススキー(クラクフ知事のヴィスコ)がボナのもとに行きとめようと説得するが、意気軒昂にエキサイトするボ ナ。こうしてイタリア行きは確定したようである。 第十二話 イタリアに向かうボナ一行。軍隊の行軍のようにも見える。一応隊長のような人物がいて、どこかの領主を訪問する。恐らく宿の提 供ではなかろうか。その領主は立派なひげの老人。誰だろう。しかし物別れで終わり、訪問した隊長は飛び出してゆく。 一行は地中海に到達する。ボナの領地イタリア東南部バーリだと思われる。このドラマで初めて海が登場する。実にさわやか。邸宅 の庭を歩くボナ。僧侶姿のロレンツォ・パッパコーダが一緒。 イタリアとかバーリ、ナーポリとかの単語が会話に出ていて、ボナは、これらはスフォルツァ家に与えられたものだ!といっている。 フェリペ(恐らくスペイン王フェリペ5世)の名前も出ている。だんだんエキサイトしてきて杖でロレンツォを叩くボナ。 陰謀らしきものを語っている侍女マーリアとロレンツォ。シー・シニョーラーとか、二人の会話の端々にイタリア語が登場してい る。 風邪になるボナ。ドクトール!とか叫ぶボナ。そのドクトルは、この前の場面で、僧侶と怪しげな会話をしていた。ボナは医者自身に 毒見をさせ、一口口にする と、もっと飲め、と、二口飲ませる。それで安心したのか、鼻をつまみながら薬を飲み干すボナ。侍女、医者、僧侶に緊張が走る場 面。 その後医者は部屋に閉じ込められ、そこで倒れてしまう。恐らく毒が回って絶命したのだろう。 どうやら、ボナも死去したらしく、ロレンツォが多くの商人らしき人物を招き入れる。眠っているように見せかけているようである。 ロレンツォは文書を読み上 げ、侍女マーリアがボナの頭をうなずかせる。領地をハプスブルクに譲る、ということか?ドゥカトゥ(当時のイタリア通貨の標準的 な名称)とか出ているか ら、借金帳消しかも。マゾフシェとかも出ているので、ポーランドの領地に関する売却の話も出ているのかも。 ロレンツォ・パッパコーダに一任する、みたいなことを述べて、ボナがうなずいて (実は侍女マーシアが首を動かして)終わる。 サインはロレンツォ・パッパコーダがボナの手を補助する振りをして書いているのだった。 なんてずるい。その後、侍女は宝石箱から宝石を取り出しているところで、ボナが目覚めるのだった。ボナは侍女にノンと声を出す が、侍女マーリアは驚いたも ののそのまま出てゆくのだった。その後ロレンツォが部屋に入ってきて駆け寄ると、ボナは立ち上がり、再度文書にサインをする場面 となる。 今度は一体どういう書類だろう?しかしボナが証文にサインをした後、ロレンツォは証書を受け取った商人を扉の外で呼びとめ、金を 握らせて、前の証文に摩り 替えるのだった。悪いやっちゃ。ロレンツォがでてゆくと、入れ替わりに入ってきた連中が、床の毛皮や宝石、家財道具、燭台、銀製 の皿、掛け布団まで奪って ゆくのだった。 最後に入ってきた老人の使用人は、ボナに水をくれ、といわれるが、もうコップさえ奪われてしまっていて無いので、燭台か ら蝋燭を抜き取り、燭台の底に水を入れて飲ませてあげるのだった。ボナはその使用人に取りすがり、「アウグストに伝えて・・・」 と言ったきり、絶命するの だった。 その後も肖像画とか燭代とか、次々と持ち去られる。もうボナの邸宅は丸裸である。ところがまた侍女マーリアが戻ってきて、遺体 となったボナの指から指輪さえ奪うのだった。 その後、ロレンツオは侍女マーリアや他の使用人連中と、娼婦や芸人・道化などを呼んで邸宅の中庭で宴会を開催。ロレンツォはイス パンスキー・フィリップと か言っているので、この件にスペイン王フェリペが関与しているということなのだろう。金の子袋を集まった皆にばらまくロレン ツォ。いかにも堕落したイタリ アの都会のパーティという感じ。最期を看取った使用人も、子袋ひとつをもらうが、その後、地下室のボナ棺のところにゆき、蝋燭を 一本立てて去ってゆく。栄 華を誇った王妃の末期に残ったものは、粗末な木製の棺桶だけだった。 〜KONIEC〜 結構面白い作品でした。それにしても、40年以上連れ添った家来に裏切られるなんて、悲惨というより、ボナは相当恨みを買うよう なことをしてきたのではな かろうか。映像だけ見ている限りでは、ロレンツォやマーリアに酷いことをする場面(それでもせいぜい杖で叩くくらいだが)は、最 終回以外には出てこなかっ たが、毒殺された上で財産をあらいざらい奪われるとは、余程恨みを買うことをしていたのだろう。 IMDbの映画紹介はこちら。 ポーランド歴史映画一覧 |