河源市博物館


紹介

 広東省中部河源市付近には、南越王時代のものを含め、漢代前後の遺跡 が多数残る。この近辺では、恐竜の化石がたくさん発見されているようで、特に館の1階はほぼ恐竜関連の展示。特に卵の化石は、まだ未整理なのか、多数の ケースにつめられて重ね置きされ、全体では、奥行き三m、高さ2m、幅5m分程のスペースをケースが占めていた。1階の一部と2階が、歴史的遺物で、秦代 からの遺物が多く展示されていた。発掘された古銭の数を見ると、前漢2枚、後漢1枚だが、唐代になると、貨幣量が増えだし、宋代になると出土量が一気に桁 違いとなっていた。 下記は、漢代の瓦。



漢代の倉庫のミニチュア。



後漢代の彩色陶器



漢代の住居模型



漢代の住居模型



晋代の陶器
緑色をしているのは、鉛を用いた銅釉が用いられているということらしい。


 旅行情報、近隣の史跡・遺跡 旅行日記
 河源市は、広州東 北200km付近の中規模の都市。市博物館は、旧市街中心部の堀付近から、南に1.5km程度、亀峰塔の 横にある。10路バス停が博物館前にある。
博物館には、付近の史跡情報も掲示されていて、めぼしいものとしては以下のものがあった。

・文天祥の長女の墓
  北西部の連平県大湖鎮 1276年
・越王の井戸
  龍川県 佗城鎮中山郷 南越王趙佗の時代の創建。1758年修復。
・新龍村 漢墓群  連平県元善鎮
・龍川県陀城に坑子里遺跡、正相塔、龍川故城遺跡(新石器から戦国時代)
・和平県 芦老屋、和平鎮など、和平県北部に多数の漢代遺跡
・趙佗故城遺跡 東源県双江鎮の手頚筋山上に井戸と馬房、神殿跡が残る
・逍遥岩磨崖石刻 宋代 源城鎮南効東辺
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