ターキ・ブスタン(ターク・イ・ブスタン)
- 楽園のアーチ -
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左はケルマンシャー市を南の峠から見下ろしたところ。若干盆地の様な地形となっている様だ。ほぼ砂色の世界に突然緑の町が現れたときの印象は驚きである。何で水があるのか。。。と不思議な印象に襲われた。
写真ではわかりにくかも知れないが、ケルマンシャーはけっこうな大都会である。中心街に入るとここが荒漠とした世界にあることなど忘れてしまう。オアシスってこういうことをいうのかも。との感慨ひとしお。
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旅行情報 | |
写真左上の山の麓が写真右上であり、遺跡はこの岩山のふもとにある。写真右の様に文字通り山のふもとにある。レリーフは3つある。左2つが浅い洞窟になっていて、右のレリーフだけが剥き出しである。
右のレリーフはアルデシール2世(379-383)の叙任式、真中のレリーフはシャープール2世(309-379)、左のレリーフはホスロー2世と推定されているもの。 この左のレリーフには幾つか特徴があり、写真4のドームの右上のところに翼を持った天使のレリーフがある。
更に、東トルキスタンの楼蘭やミーラーンでも有翼天使像の壁画などが出土しているが、シルクロードを貫いてイラン世界が広まっていたと想像する材料を提供しているように思える。
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ターク・イ・ブスタンの遺跡は市の最北端、写真左上にうっすらと見えている山際にある。写真右上はもう遺跡近く。
市の繁華街から5キロ程真北でロケーション的にはわかりやすい。バスでもいける筈だが、タクシーでも安い距離。 遺跡一帯は公園として整備されていて、緑の木陰がやたらあり、日曜日に昼寝に来るようなところという感じ。
ケルマンシャーとハマダーンの街道沿いにカンガヴァールのパルティア時代の神殿とヘラクレス像、
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遺跡見取り図 | 下写真NO4 | |
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上の左写真はホスローのレリーフ。上中は正面の下段部分。右写真は向かって左の壁面。かつては着色されていた様子が見て取れる。左の写真はレリーフの前から後ろを見たところ。柱の柱頭や柱が転がっており、かつては他にも建造物があったのではないかと推測される。
またこの先には遺跡の入り口の料金所が数m先にあるが、その手前にカンバヴァールのパルティア時代の神殿写真や、ヘラクレス像の写真など貼ってある掲示板がある。いずれもケルマンシャーからハマダーンへの街道沿いにある。 |
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