コンヤ
介 |
大学生の頃白泉社の女性向け漫画雑誌で神坂智子の「シルクロードシリーズ」という漫画が連載されていた。アケメネス朝の時代から近世までの幅広い時間、中国河西からトルコまでの幅広い「シルクロード」を舞台とした読みきり短編の一つに「綿の城(パムッカレ)」という作品があった。全部で50話近くあるシルクロードシリーズでも特に記憶に残っている作品の一つなのだが、その「綿の城」の主人公ジェラルディン・ルーミーが実在の人物とはコンヤを訪れるまで知らなかった。当時歴史専攻の学生だったのだが。。。
写真1はメブラーナ博物館を東(裏)側から写したもの。全体像が把握できる。結構大きな構築物である。 写真2は正面。 写真3はメブラーナ教団の聖者の棺。ちょっとわかりにくいが右側に3っつ団子の様な白い塊が見えるが、これがおのおのの棺に据えられているターバンである。ちょっとインパクトがある。 写真4はジェラルディン・ルーミーの墓。館内にはジェラルディン・ルーミーの服や日用品などが展示されており、なんだか往年のハリウッド映画俳優の展示館みたい。信者はばしばしこれら遺品の写真をとってたりしてるし。 入り口付近の売店ではメブラーナ舞踊のビデオ・ガイドなどが販売され日本の半ば観光地化したお寺と変わらない。 |
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跡 見 取 り 図 |
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行 情 報 |
コンヤは地方の都会。古代にはイコニウムと呼ばれ当時からこのあたりの中心地だったらしい。町の繁華街の近くにメブラーナ博物館はある。メインストリートの突き当たりに博物館があるのですぐわかる。
アラアッディン・ジャミィとメブラーナ博物館間は1キロ程度。この中間が繁華街。 アラアッディン・ジャミィもメブラーナ博物館の反対端の繁華街の突き当たりの丘の上にありわかりやすい。 ビュユク・カラタイ神学校は修復閉鎖中だった(1998年夏)。 ここからバスターミナルまで2キロ程だと思われる。歩けないことはないがまっすぐ行けないのでちょっとわかりにくいかも。 アンカラからコンヤまで5時間程度。海岸のスィリフケまでは4時間程度。カイセリまで4時間半。
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