マダーラ



紹介

 テルヴェル汗(7014-718)の時代に作成された世界文化遺産である騎士のレリーフが断崖中腹にあります。このレ リーフは現在の硬貨の模様に採用されています。ビザンツ帝国に借金してまで作ったらしい。
1998年現在写真の様に修復中です。この断崖は標高200M程度で上に上る階段がついています。
 断崖は西に向いており、頂上に上るとシューメンが遥かに伺えます。ここには砦跡が残されており、きっと信号を挙げてプリス カとシューメンの要塞へと情報送りあったのかもしれません。また砦には写真4にある様に小さな教会もあった様です(この砦は 5-6世紀頃のものという情報あり)。この場所は当時もマダーラ(ムンドラガという情報もあり)という名称だった様です。
写真を見ると眼下にマダーラ村が見下ろせ非常にストレスが発散される展望です。
遺跡に近づく場合は有料です。上へあがる場合もチケットを購入しなくてはなりません。遠目に眺めている限りは無料。
遺跡見取り図


その他の史跡・遺跡

・断崖の下に中世の教会跡
・断崖の下の洞窟に石器時代の住居跡
・この断崖から鉄道駅までの間(1K程度)のところにローマ時代のヴィ ラの遺跡がある。

近隣の史跡・遺跡

・プリスカ 第1次王国の最初の首都遺跡。 プレスラフ北方 50Km。
・シューメン 第1次王国の要塞・ プリスカとプレスラフの中間。ブル ガリア最大のモスク
・プレスラフ 第1次王国時代の首都  プリスカ 南西50Km。

 
旅行情報

ブ ルガリアの地図はここを参照してください。
プレスラフ、プリスカ、マダーラを訪問するにはシューメンが拠点となります。どこも日帰りできます。
マダーラへは鉄道もありますが、プリスカ、プレスラフへはバスで行くことになります。
プリスカはシューメンから北東へ20Kmくらい。マダーラは東へ10キロ。プレスラフは南西に10KMくらい。
シューメンは人口7、8万のブルガリアでは中堅都市でホテルも複数あります。
しかし、繁華街は東西に長く、鉄道とバスターミナルとホテルは両端にあり結構移動につかれます。
ルセやヴァルセからはバスの方が本数がある。

ソフィアからシューメンはバスで6時間程度。直通バスは
   1日2,3本程度か。ヴァルナ行きと合わせて1日5,6本
   程度か。鉄道はルセ経由になるので不便。ルセまで2時
   間程度。     シューメン-ヴァルナは2時間程度。