塔湾舎利塔と遼寧省博物館の遼代の遺物


紹介


 無垢浄光舎利仏塔ともいう、遼代の遺物の塔。1044年に建設されたレンガ造りの塔。八角形で13層。高さは30メートル以上。瀋陽市内の最古の建築とされる。 五つの部分にわかれている。地宫、塔座、塔身、塔檐、塔刹。地宫は基座の下面に位置し、珍藏佛舍利などの遺物をここに収めた。塔座は八角形をなし、二十メートル近い。塔身上下の2つにわかれ、下半部は中間に一壶門がある。裏面は石雕伏兽、上半部はあ八 角となっている。それぞれの面の正面に一拱形佛龛があり、一尊の仏像が置かれている。

1640年(清崇德五年)に大きな改修が行われ、1985年、2005年にも改修されている。沈瀋陽市内には遼代のの仏塔がいくつかあったが、現存の仏塔はこれひとつである。右は新開川にかかる橋から見た仏塔。人々も眺めている。まあよい風情だが周辺にはゴミが多い。

遼代騎士の馬具(前面防具ではないのが特徴)

仏塔基壇部

遼代王の王冠(遼寧省博物館)



 

 

遼寧省にある唐代の風格の残る持つ塔(同右)

明代の遼寧省(博物館展示パネル)

遼寧省内にある遼の城図(遼寧省博物館展示パネル)

旅行日記 BACK