トロイア
紹介
　イリアスとシュリーマンの発掘で有名なトロイの遺跡。紀元前3100年くらいからローマ時代までの遺跡が層になってい るというよりは、混在している。各遺跡にそれがどの層のものなのかわかるように「Ｉ」「Ⅱ」「Ⅲ」などの表示があるが、今と なっては写真のどれがどの層のものなのか殆どわからない状況。各層について一枚づつ撮影した筈なので、以下推定でしかないの で、どなたか詳しい方、お教えください。

　第1市　　最下段の右下写真。もっとも初歩的段階の石積みの防壁。
　第2市　　左１段目と３段目のいづれか。あるいは両方。大分城壁らしくなっている。
　第3、4市　　左５段目。写真にはっきり「Ⅲ」「Ⅳ」の表示があるので間違いない部分。
　第6市　　中央２段目、右１段目の背後の城壁がそうであったと思われる。右１段目の写真などは、各時代の 遺跡が混在していて、多分この１枚の写真の中に３，４層の部分が混在しているように思う。写真中央の白い部分は大理石の 様で、恐らくローマ時代。この第6市も更に別れていて、BC1250年ごろに地震で崩壊しているとのこと。イーリアスに 載っている方は地震崩壊前の市か、崩壊後再建された市の方なのかもわかっていないらしい。この城塞部分は半径100m程 度で酷く小さい。しかし近年町を取り巻く堀の部分が発見され、旧来トロイと思われていた部分の１０倍の面積であったこと がわかったらしい（「ナショナルジオグラフィック」2000年１月号より）。人口も6000人程度はいただろうと推定さ れていて、旧来の遺跡は王城部分と見なされるようになっているらしい。
     旅行情報

 チャナッカレからミニバスで３０分。街道からも離れていて意外に不便な場所にある。しかも遺跡終了時刻に バスは終了している。遺跡閉館後に最終が来てもいいのに。入り口から遺跡まで更に500ｍ程歩かねばならない。
　チャナッカレ-イスタンブールは５時間程度。チャナッカレブルサは４時間半。　ローマ時代のトロヤはここ。
（ト ルコの地図はこちらを参照してください）




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