ベログラチック(ベログラトチク)
介 |
いくら宣伝してもしすぎることはないと個人的には思っているブルガリアNo1(とあくまで個人的に思っている)ベログ
ラチック。な
んてことない丘陵地帯に忽然と林立する奇岩群。ブルガリアのグランドキャニオンと呼ぶ人もいる異様な景観である。その奇岩群を利用した要塞が、さながら万
里の長城の様にうねっている(というと誤解されるとこまるので一応正確 に言うと城壁はせいぜい
300m程度。しかしなんとなく万里の長城を想起させるものがあるのです。ま、写真右3番目を見てください) この要塞は19世紀、オスマン朝末期、ハプスブルクに押されまくっている時に作られたようだが、右写真1のもっとも高い地 点の城壁(ちょっと見ずらいで すが、上の方、ダムみたいに奇岩の間にある壁です)の基礎の部分は最下層部分がローマ時代にさかのぼり、その上の層がブルガ リア王国時代、そして最後がト ルコ時代という様に層を重ねているのが、近づいて見ると色の違いが明白なのがわかる。写真右1の上の壁の向こう側から撮影し たのが上の写真である。右写真 1の壁が見下ろす地点に位置していることがわかる。 奇岩群自体は自由に散策できるが、要塞の方は入場料を払って見学する。眺望は最高である。 その他の遺跡 バスで1時間ほど北にいったところのラビーシャ村に旧石器時代(1万2000年前)の洞 窟壁画がある。 ここも入場料を払って見学する。もとより結構広い洞窟なので、ガイドがいないと遭難していしまうかもしれない。 近隣の史跡・遺跡 ・ビディンにはブルガリア最後の王となったイヴェン=スタツティミールの王
城の外壁が ほぼ残っている。 またトルコ時代の要塞ヴァ
ヴァ・ヴィダがほぼ完全体で残って る。 |
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跡 見 取 り 図 |
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行 情 報 |
ブ
ルガリア の地図はここを参照してください。 ベログラチックはソフィアから直通では行けないが、そう遠くはない。ビディン行き列車で2時間ちょいの駅オレシュテッツで下 車し、そこからバスで西へ向か い峠をひとつ越えるとベログラチックにつく。ベログラチックは写真4に全景がある様に小さな町である。バスの本数はそう多く はないが鉄道の到着時刻とリン クしているのでさほど不便ではない。 鉄道駅から町まで30分程度。ベログラチックでは町の中心にホテルがあり閉鎖されている筈だが、万が一やっていても、ここ にはとまらず丘の上のヒジャにとまると良い。ヒジャとは山小屋の意味だが実際はホテルである。 辺鄙な場所町の宿なので、ひどいかと思っていたら清潔でこぎれい。窓が奇岩群に面していてパノラマを見ることが出来る。是非ヒジャに宿泊して欲しい。町に ついたら「ヒジャ」と言えば住民が教えてくれる筈である。 |
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