エルズルム


紹 介

紹介
 セルジューク時代の名称調査中。
写真1〜4はチフテ・ミナーレ。尖塔部分以外はタイル張りされていない。最初からタイル張りしていないスタイルだったのか、それともタイルが剥がれ落ちて しまったのか、勉強不足でわからないが、壁面を見ているをタイルが無くても完成品である様に思え、古代の石造建築が、タイルやしっくいなどの華麗な装飾で 覆われている直線のスタイルと思えなくもない。ヨーロッパでもゴシック時代の石造剥き出しスタイルが、ルネッサンス期を通じて直接地肌を見せない形式に移 行していることを考えると、セルジューク朝もまだ石肌剥き出しがメインでそろそろタイル張りへ移行している時期なのではないだろうか。今度調べてみよう。
写真下はチフテ・ミナーレ内部。カフェになっていて出入り自由。
 その左下はヤクティエ神学校のミナレット。

 一番下はユチキュンベット(8角形の霊廟。カイセリなどにも残っている、この時代に特徴的な様式)の一つであると思う。背後にチフ テ・ミナーレの尖塔が見えている。
近くには ローマ時代の要塞跡もある。

遺跡見取り図

旅行情報
 
 旅行ガイドブックに載っているのであまりここで加える情報はなし。 
   これは東部全体に言えるが、トルコ西部は深夜もバンバンバスが走っていて、夜中にバスターミナルへ着いても バスの発着があり、待合客がごろごろしていて活気があるので、夜間の移動や夜になってからの移動も計算に いれても大丈夫だが、このあたりから東南方面は主にクルド人の民族運動対策の為夜間の運行は制限される。

 エルズルムでは、夜11時頃バスターミナルに着いたのだが、既に出発バスはなく、客は誰もおらず、ターミナルの明かりも消 されていて、バスば到着した一部のみの蛍光灯がついているという状態だった。 
 これがこれより東、南方面になるにつれて、午後8時頃の到着便でおわり、午後3時の出発で終わり、などと制限が厳しくなる。東南部移動時は早 め早めの移動スケジュールをとらないと、思わぬ町で足止めなんてことに なってしまうので、注意する必要があると思う(1998年夏当時の話)。

 バスターミナルは町外れにあるが、ホテルや遺跡のある町の中心部までは2キロ程度。歩ける距離。
 要塞もセルジューク朝建築物も半径200m内にある。

   スィワスからバスで8時間、イランとの国境の町ドゥーウバヤズィットからは5時間。アンカラからスィワスは6時間半。
 黒海沿岸のトラブゾン迄は5時間。

トルコ地図 はここを参照してください


旅行日記