カルタゴ



紹介

(有名な遺跡だしいまさら紹介というのもおこがましいのですが)写真左. アントニヌス浴場。海に面している。有料(共 通券)。巨大建築物なので残っている部分結構な遺跡である様に思えるが、残っている部分は地下の加熱室の階層が殆どとのこ と。この遺跡公園ないは浴場以外も含んでいる。
 
写真右.背後に緑の丘が見え、旗が立っている部分は大統領官邸だか公邸だかとのこと。遺跡公園が隣接しているので、遺跡見学 しながら公邸の近くへゆくと遺跡の敷地内に 兵士がいて眼を光らせている。もっともフレンドリーだったけど。
 写真左下.アントニヌス浴場から内陸部へ緩やかにちょっとした丘になっており、その中腹にヴィラの遺跡がある。
 ヴィラの遺跡といっても、その周辺の道路など町並みが残り、けっこう規模は大きい。
 これはそのヴィラのテラスからチュニス湾を眺めたところ。対岸の半島のジェベル・ベン・オーリッド山(637m)が チュニス湾の向こうに陽炎の様にうっすらと浮かんでいる。写真右はヴィラ。テラスにはモザイクが残っている。
 このヴィラの丘を上りきると、反対側に100柱教会などの遺跡へ至る。
 また丘の西斜面に写真右下の劇場がある。コンサート会場として利用されているで舞台セッティングが行われていた。
写真左下は円形闘技場。海岸の遺跡から円形闘技場へゆく中間にも神殿跡の遺跡がある(何故か写真残っていない)。また神殿近 くにハドリアヌスが命じて作らせた貯水槽群がある。これも何故か写真がない。もっともこの貯水槽はゴミ捨て場と化していた。 円形闘技場まで歩いて15分くらいで、放置遺跡(要するに無料という意味)。
貯水層は60Km南のザゴウアーンから水道で60km引かれて きている水の終点地である。

 円形劇場から南へ向かい、戦車競技場を探す。それらしき広場にでくわしたものの、確認できなかった。とい うか炎天下を歩き詰で限界に達し、気力も尽き、ホテルへ帰って午後は寝てすごした。
 
 カルタゴでは見ておくべきものを見逃した気がするし、軍港跡の写真を撮らなかったし、ちょっと悔いの残る訪問だった。


旅行情報
バルドー博物館
 ガイドブックに必ず載っているので、ここで記述する意味はあまりないかも知れないけど、一応載せます。

遺跡は1キロ四方くらいに展開しているので、ひととおり見ようとすると1日がかりになるのでは。
チュニス市外から郊外電車(東京の「ゆりかもめ」みたいな存在だと思えばわかりやすいと思う)で30分くらいでカルタゴ 地区に到着。遺跡近くの各駅名がバルカ家の家族の名前であるのでわかりやすい。
チュニス市内のホテルを基地にして通える程度。カルタゴ周辺は高級リゾート地だと思う。多分。
 これもよくガイドブックに載ってる写真だが、写真3のヴィラからの景色はお薦め。遺跡が好きじゃなくても、チュニスへ 行ったからには見る価値があるのでは。

チュ ニジアの地図はこちらを参照してください


 
左上はカルタゴ遺跡のから2キロほど北にある、海水浴場近くの海。モザイクは、チュニスにあるバルドー博物館。バルドー 博物館は事実上モザイク博物館である。モザイクの展示では私の知っている範囲ではトルコ アンタクヤのモザイク博物館と並んで2大モザイク博物館

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