馬王堆遺跡



紹介


 少し古い資料には、市街東方8kmの五里牌村にあるとある。遺跡が発 見された時は、左写真のような、畑の中の古墳だったようだが、現在は、上記写真のように、完全な市街の中にある。馬王堆墓遺跡は、上写真の馬王堆療養院の 敷地の中にある。

 右写真が図面。古墳は2つあり、西側の墳丘に2号墓、東側の墳丘に1号墓と3号墓がある。下写真は、湖南省博物館で展示されている模型。2号墓は、保存 状態のよい遺体で有名な辛追の夫、長沙国丞相?候利蒼(前211〜186年)の墓。1号墓が辛追(前205頃〜163年)の墓。3号墓が子の墓(〜前 168年)。

、古墳自体は、ただの小山となっていて、特に入場制限されているわけで はない。標高は、市街地面から高さ15m程。頂上は、直径10m程の平地となっていて、ベンチが置かれていたが、現在は、上写真と異なり、周囲は森林に覆 われ、見晴らしは悪い。古墳の基盤部分の直径は、50m程だろうか。結構斜面は急で、円錐に近い感じ。上の写真が、発掘当時の馬王堆。周囲に殆ど建物がな く、見通しがよく、古墳の輪郭もよくわかるところだったようだが、今は市街の様々な建築物に囲まれ、ちょっと見には、全体像はよくわからなくなってしまっ ている。
 扉写真に、横穴式トンネル入り口が2つ見えているが、これが1号と3号墓入り口だと思われる。

馬王堆墓遺跡博物館の営業時間は、夏 8時半−16時、冬9時から16 時半。入場料2元(2008年正月時点)。

 館内は、辛追の息子が埋められていた三号墓が展示されていた。辛追とその夫は、1号、2号墓となっていて、こちらは公開されていなかった。3号墓だけ が、発掘された時のままの状態で公開されている。左最上段写真の横穴から玄室にアクセスするようになっている。展示されているのは発掘された墓室だけ。
 墓は、東西15.45m、南北16.3m、版築工法で作られている。城壁と同じ工法で作られているため、当時の城壁の様子を知るにも参考になるのではな いかと思われる。


 旅行情報、近隣の史跡・遺跡 旅行日記
長沙中央駅から、直 線距離で東北方面へ二km程度。馬王堆療養院前にはバス停があり、112、122、501、912、701路のバスが通っている(2008年正月時点)。 駅近くの五里牌バス停から126番バスで運大一路を東へ3つ先の馬王堆バス停で下車。そこから1km弱、北へ向かうと、程なく馬王堆療養院到着(最上段右 写真)。市街地図 にはこの付近には912号の記載があるだけで、しかも地図上の路線は馬王堆療養院の前は通過していないのでわかりにくい。

 病院入り口に交番(最上段中写真)があり、その前に「馬王堆墓漢墓はこちら約50m先」という小さい看板が立っている(最下段中写真)。門を入って 50m程進むと、磨か れた黒い石に、「馬王堆墓この先50m」という案内碑が設置されている。見ると、その背後に鬱蒼とした森林に覆われた、古墳のような丘があり、横穴式トン ネル入り口が2つ見えている。トンネル左の階段を上がっていくと、馬王堆墓チケット売り場と書かれたプレハブ小屋がある。入場時間は、夏8時半-16時、 冬9時から16時半。
 出土品は、湖南省博物館に展示されている。長沙市市街には、他に前漢代の官吏、賈誼(前200〜168年)の故居といわれる場所がある。

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