泉州湾古船陳列館
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石の錨。3,4mある。奥は鉄の錨。 |
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展示は、遺物や復元船だけではなく、積載していた物資や、発見時の土の層(黄沙土沙層、黄礫土、灰磚土、灰黒土など)、他の数隻(法石古船、泉州湾宋船、後渚古船など)発掘船の発掘レポートなどが展示されていた。こじんまりした博物館だが、見ごたえがあった。なお、泉州の海洋博物館はここだけではなく、海外交通史石刻陳列館もあるが、海外交通史石刻陳列館よりもこちらの方が見ごたえがあった(というか、海外交通史石刻陳列館の方はイスラーム関連の階以外は何が陳列されていたのか覚えてもいない)。 なお、宋代は、重慶、長沙、武漢、江南、鄭州が船の産地であり、浙江以南は無い。広州にも造船所はなかった、とある。意外である。 船の種類としては、福船(尖い底。遠洋用)、広船、沙船(平底・近海用)、鳥船(頭が小さい)、神船(宋代使節の乗った船。出国の船なしに)、客船(尖い底)、車船(車輪がついている)、江海両開船(頭が尖っている)、万石船(円く、短く、積載量大)、魚刀魚船(方形の頭で底が尖っている。深海用)、木蘭船(一年間通じて使用可能(ということは他のタイプの船は季節使用ということだろうか))など、さまざまな様式の船の説明があった。 |
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