肇慶


紹介



 広東省の広州の西、100km程のところにある 肇慶市に、宋代城門が残っている。明代以前となると、宗教施設の塔や寺院の史跡ばかりで、城門や宮殿、民家など、一般の史跡 は極度に少ないため、盤慶の宋 代城門は希少価値があるといえるかも知れない。500m四方の城壁が、一応完全に残っている(周囲2873m)。城壁内部 は、普通の民家街。

 左が城門。大分修復が入っている感じ。右は、城門の上。民家とつながっていて、ごらんのように、野菜が干してあったりす る。

旅行情報、近隣の史跡・遺跡 旅 行記  BACK
 肇慶は、広州の西 100km地 点にある地方の大都市。西江沿いにある。

 肇慶の主な史跡としては、宋代の史跡が2つあり、一つは城壁と城門、一つはなにかの霊廟。更に元代の史跡があり、この3つ が、最重要史跡とのこと。
 
 その他明代の塔や、明代の農村が数箇所あり、明清の史跡はかなりの数があるようである。宋代城壁は、繁華街にあり、バス ターミナル西側の文明路を南下 し、 1キロ程で建設二路という大通りに出るので、そこを西へ向かって1km程の地点にある。城門付近では、建設路は名前を、宋城 東路と変わる。

 地図によると、バスターミナルから城門あたりが、町の繁華街となっているので、散歩しながら町の中心部を観光して戻ってく ることができる。霊廟は、肇慶 市内の徳慶県にあり、バスで行く必要がある。

 肇慶 市内の他の史跡はこちら。博物館の展示物 はこちら


 1116年の建設とされ、ほぼ オリジナルが残っているとされる。城門部分は、改修されているように見えるが、それ以外の周囲の部分は、オリジナルと思 われる。
 左写真は、城壁のオリジナルの可能性がある部分。ゆがんで出っ張っている。ひょっとしたら、修復されないまま、 1000年間のうちにゆがんだ部分かもし れない。

   

 

 写真左のように、西城壁中央の南側の 西面は一応整備され、城壁そばまで立て込んでいるが、反対に、北側の西面は、右写真のように未整備となっている。

 

 江西省南部にある、贛州という町にも宋代城壁が残っている。

1