サナヒン修道院


紹介

10世紀に建設。13世紀のモンゴル侵攻まで、学芸の中心地のひとつ だったとのこと。ほぼ建設当時の状況で今に至っているとのこと。 このあたりの地形は、ブルガリアのベリ コ・タルノボのよ うな、平原を、河川が削って、深い断崖を形成している(緑溢れるグランドキャニオンのような地形をイメージするとよい)。僧院は、その平原台地の上にあ る。左写真はでデベト川と、断崖を削った渓谷。アラヴェルディの町が見えている。右手断崖の上に町があり、5階建ての団地群のある比較的大きな町である。 おそらく、渓谷内の町と、断崖上の町双方を合わせて、アラヴェルディなのではないかと思われる(が、未確認)。
断崖上の町の隣接するサナヒン村に、修道院はある。こういうロケーションだと水道が整備される以前は、水はどのように補給していたのだろうかと疑問がわ く。



右上段の写真は、修道院の東側に位置する、墓地の中に残る図書館の廃墟。写 真右にかすかに白い墓標のようなものが見えているが、同じものが、下段右側にも映っているので、全体のロケーションは把握できるかと思う。

上は、西側から見たところ。回廊を中心に、左に聖アストヴァツァツィン(マリア)教会があり、右にアメナプルキチュ教会(写真右中の背後の建築物と、写真 右も同じ)。


 左写真は、南側から撮影したところ。背景に、アメナプルキチュ教会があり、手前は学院(シャナトゥーン)と思われる。
 旅行情報、近隣の史跡・遺跡 旅行記
アラヴェルディ駅か らおそらく5,6キロはあると思われる。タクシーで15分程かかった。断崖の上にあるため、曲がりくねった坂をあがる。Google earthの画像はこちら。左の台地がサナヒン、右がハグパット。直線距離は1キロ程度で、ロープ ウェイで、断崖下と上が直線的に結ばれているらしいが、訪問当時(2007年4月)は、ロープウェイが動いている気配はなかった。歩いていくとすると、片 道1.5時間、往復で半日程度はかかりそうである。ただし、ハグパット修道院のあるハグパット村と異なり、断崖上には比較的大きな町があるので、公共バス は、比較的頻繁に運行しているようで、タクシーでの往復の道中、数台のバスを見かけた。ただし断崖下のバス乗り場の場所は、よくわからない状況。アルメニ ア は、朝が遅い時間帯系となっており、9時頃にならないと人々が表に出てこない。このためアラヴェルディに着いたのが、8時頃であったため、町に通勤客など は殆ど見られず、どこがバス停かもよくわからなかった。タクシーで行く方がベター。
近隣には、ハグパット修道院がある。アラヴェルディまでの経路は以下の通り。イェレバンからヴァナ ゾールまで公共バスで3時間。ヴァナゾールからアラヴェルディまでタクシーで45分。Google Earchの座標  41° 5'13.37"N   44°39'59.00"E 
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