セレウキア アド カリカドヌス
このあたりの小アジアの地形はタウロス山脈が海の近くまで張り出していて、海岸近くまで高台が続く地形となっている。スィリフケはキプロス島のちょうど北、小アジアの地中海岸にある町である。古代はセレウキアと呼ばれたとのこと。上記写真はスィリフケの町の北の山頂にあるビザンツ要塞から町を見下ろしたところである。3枚の写真をつなげているのであるが、右と真中の境目あたりに海が朝日に照り映えている。 ここから海岸まで4キロ程度だろうか。左手にフリードリッヒバルバロッサが溺死したとされるギョクス河(古代カリカドヌス川)がエメラルドグリーンの色彩を放ち大きく蛇行している。写真ではちょっと色がわかりにくいが、このページの背景色の様な不思議な色をしている。せめてアンティオアのオロンテス川もこんな感じだったらよかったのに。 写真右とその下写真2は山頂の城砦。標高はそれほど高くなく、ほぼ直進的に歩いて降りることが出来る。上るのはけっこう大変なのでタクシーがお薦め。要塞は長方形で東西100、南北200m弱だと思われる。 写真3は山をくだったまさに麓にある貯水池。プールの底に石作りの螺旋階段を伝って降りることが出来る。
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介 |
貯水池は全体的によく保存されている。写真手前が螺旋階段の入り口。プールのサイズは東西20MX南北50M程度。
貯水池から、写真左手に200m程度のところに墓地の跡があるので探してみたがよくわからなかった。 最後の写真は貯水池とバスターミナルの間のちょうど中間にあるゼウス神殿跡。メインストリート沿いにあるので直ぐわかる。 また、今回情報不足で見落としてしまったが、カリカドゥヌス川に架かる橋はローマ時代のものとのこと。 |
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跡 見 取 り 図 |
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行 情 |
コンヤからスィリフケまで4時間程度。アランヤから7時間。途中アナトリア高原から海岸にくだってゆく地域が峡谷になっており、ギョクス川がエメラルドに輝いていて、ゆっくりとキャンプに来たい場所に満ちていた。 ホテルもバスターミナルの近くにあり便利。翌朝山頂の遺跡までのタクシーを呼んでくれた。宿泊したホテルは比較的新しめで清潔。値段をあまり覚えていないが、2000程度で泊まれた気がする。この町にはローマ時代に遡る橋があるらしい。見落とした。
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旅行日記 |