トビリシ


紹介


 グルジアの首都トビリシは、人口100万を超える大都市 である。隣国 のアルメニアも、首都イェレバンの人口は100万人を超えているが、イェレバンには100万人も住んでいるのかと疑問に思う くらい活気がなく、また官庁、 ホテル、駅などの施設の規模も比較的小さいが、トビリシの方は、100万都市相当の規模の駅、ホテルなどが立ち並ぶ。左は、 トビリシ駅。駅の規模や、駅前 のバスターミナルの規模は、ブルガリアのソフィア並み。何を基準に100都市にふさわしい設備というかは、明確な基準がある わけではないが、日本の北海道 やブルガリアのソフィアなどを見ている限り、それなりの賑わいは想定されるところである。あくまで個人的な印象にしても、 イェレバンは、首都というには、 田舎の地方都市の印象があった。

 左は中央駅。右側は駅からみた町並みである。
 続いて、両隣は旧市街の写真。ロシア時代の古いヨーロッ パの町並みを 思わせる、石畳に、ゆるやかに曲がりくねった道路。並木の背に夕日が映えて、緑の葉陰がオレンジ色に染まっていた。

左下写真は、旧市街にあった中華料理屋。秦の兵馬俑が立っていて、人目を引く。下は旧市街の中心広場。トラヤヌス勝利記念柱 のような円柱が立っている。
 この日は強風にあおられ、空模様が多様に変化した日だが、夕焼け雲の背後にある、深さの異なる透明感のあるブルーの空は、 しばし足を止めて見ほれる程美 しかった。

右下は地下鉄へ降りるエレベータ。異様なくらい巨大。地下のホームも同様に巨大な空間があった。

左上は、共和国議会(らしい)。上は地下鉄ルスタヴェリ駅 出口横の3階 建て24時間営業のマクドナルドと山の上のテレビ塔かなにか。右も政府関係の建物。ルスタベリ広場を中心に、南北に伸びる大 通りが、銀座と官庁街を一緒に したような繁華街らしい。

 右は現在のグルジア正教の総本山であるシオニ教会。6〜7世紀の建設とされるが、何度も侵略者に破壊され、現在の建物は 13世紀に建設されたものを、 17-19世紀に改修を重ねたもの。旧市街にあ り、総本山とは思えない規模とロケーションである。総本山という風格であれば、建築物の規模・風格という点では、ムツヘタの スヴェティ。ツホヴェリ大聖堂 の方がふさわしく思えるし、ロケーションという観点では、クラ川のほとりに立つ、写真左のメテヒ教会の方が総本山の名に値す るような印象がある(メテヒ教 会の位置は、こちらの扉写真の右下に、ドーム部分が小さ く写っている)。

 左のメテヒ教会は、12世紀モンゴル侵攻直後に再建されたもの。しかしこちらも改修を続けていると思われ、あまり古い建設 物、という風格がいまひとつ。 メテヒ教会もシオニ教会も、現役の教会であり、普通に教会として運営している。
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  旅行情 報、近隣の史跡・遺跡
旅行記
トビリシ市の市街地の南、旧市街にあり、川沿いの幹線道路を、ナリカラ要 塞のふもとにあるメテヒ橋がランドマークになる。メテ ヒ橋から、旧市街側の大通りを北上していくと、川と反対側の左手に見えてくる。メテヒ橋から歩いて5〜10分程度。

市内に史跡は多数ある。
ナリカラ要塞跡
アンティスハティ教会
スニト・モスク、ハマムなど
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