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紹介
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南越王国の王宮
遺跡です。中山路という、広州の新宿
の新宿通りのような大通りに面しています。新宿よりは規模は小さいものの、イメージは新宿通りに面して入り口があり、一歩奥
に入ると、広大なドームがあ
る、というイメージに近いものがあります。 写真左が、入り口。通りに面して、朱色の門があります。開館時間が、火、水、木、金が14:30-17時。最終入館16時 20分。土曜日が10: 30〜17時。月曜休館。写真撮影禁止。出土遺物コーナーもあります。 というわけで、撮影禁止なのに、こっそり撮影してしまいました。というのも、これほどの内容なのに、パンフレットも出版され ておらず、日本でのガイドブッ クにも載っていない。これだけの内容なので是非宣伝したいと思い、 |
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写真を掲載します(クレームが来たら削除します)。 右上写真のように、巨大なドームに覆われています。東京ドーム程ではないですが、全体にL字型をしていて、Iの部分が、縦横 100メートルくらいありそう です。これでも、宮殿の一部分(復元図によると、1/5くらいのようです。近くにもいくつか遺構があり、この遺構を囲む規模 が、大体の王宮のサイズのよう で、こちらに地図を掲載して解説をしています。 遺跡は、秦・漢・晋・南朝・隋・唐・南漢・宋・元・明・清・民の、12階層から構成されています。一番大きな部分を占めるの は、南漢と南越時代の遺跡。そ の他の時代の遺跡は、井戸や、路面の一部、水路の一部など、比較的小さい、部分遺跡となっています。 写真右は、南越時代の水路の一方の終端部。直径5メートル程度のプール状になっていて、下写真の奥へ向かって水路が延びてい る。この水路が、ドームの反対 の奥まで、蛇行しつつ伸びている。復元図によると、この水路は、当時の王宮の庭だったらしく、庭の中を小川が流れているイ メージになるらしい。 |
上写真は、L字系の、文字の右下にあたる部分から撮影した
もの。 併設の出土遺物展示館は、規模小さいが、当時の瓦や、土器・竹簡・水道・下水道管、再現図、復元模型、遺跡平面図などが展示 されていて、非常に参考になり ます。水道管や瓦は、西安近郊の、前漢時代の長安・未王宮でも出土されていますが、恐らくはほぼ同じものが、ここでも使われ ていたようです。西 漢南越王墓の遺物と比べると、展示の数 は少ないものの、建築遺物は、こちらでしか見れないものとなっています。 興味を引かれたのは、木簡のサイズです。以前サントリー美術館で開催された木簡・竹簡展示会では、そのあまりの小ささ(幅 1cm)に驚きましたが、今回展 示されていた竹簡は、幅2cm程度で、文字も大きく、サントリーの展示会に行く前まで想像していた竹簡のサイズと同じだった ことです。 |
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写真上は、南越時代の水路。写真右上は、後漢時代の井戸。
井戸の遺物は
他にも、元、清、唐の時代などのものがあったのですが、構造・技術にあまり違いはないように思えました。 左右は、秦時代の造船関連の施設で使われていた木材とのことです。 |
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旅行情報、近隣の史跡・遺跡 | |
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遺跡の
場所について
は、こちらに地図がありますのでご覧ください。 近隣の遺跡としては、前漢時代の南越王国2代目国王の墓の遺跡、 南越王国から清時代までの王宮 の遺跡があります。南漢王国のものはこちら。また宋元明代の道路の遺構もあります。更に、南越〜漢のころの水門の遺跡があります。他に南漢国王の墓 が2つあるらしいが、場所につい ては未調査。 GoogleEarthの場所は以下。 23° 7'43.19"N 113°15'52.83"E |