ビザンツ世界/ルムの世界

07/May/2006 created
07/Jun/2020 updated

ルムの世界

　ビザンツ世界とは、７世紀頃から14世紀頃までの、ギリシャ正教圏とビザンツ帝国と交渉のあった国々を扱います。バルカン半島諸国、黒海沿岸、コーカサス諸国、小アジアなどです。
　ビザンツ時代は、トルコの進出前後で、大きく前半期と後半期に分かれます。イスラームの勃興により、シリア、エジプト、地中海のアフリカ沿岸を失って以降、1071年に、西は、イタリアのバーリが陥落し、東ではマンジケルドでセルジューク・トルコに敗北し、小アジアへのトルコ族の進出を招くまでの約 400年間が前期。後期はビザンツ帝国が滅亡する1453年までの約400年です。
　前半期は、バルカン半島には、第1次ブルガリア王国、黒海沿岸ハザール王国、キエフ大公国が主な主役で、ビザンツは東方正教の布教に努めました。ビザンツ帝国を中心とする、もっともビザンツ世界らしい世界が展開した時代です。　
　後半期は、バルカン半島では、第2次ブルガリア王国、セルビア王国の台頭、大国ハンガリーの干渉、シチリア・ノルマン王国、ベネツィア、ジェノアなど西方勢力の進出、黒海沿岸では、ペチェネグ族、小アジアにはトルコの進出、コーカサスでグルジア王国が隆盛するなど、現代に直接つながる民族が台頭し、ビザンツ帝国は、これらの世界を構成する一国家へと衰退してゆく時代です。

　ビザンツ帝国については、「ビザンティン帝国同好会」が非常に詳しいため、ここでは主に同HPで扱っていない内容について記載まとめています。

映画小説音楽	ビザンツ世界を舞台とした作品を収集することが目的です。
ビザンツ世界の遺跡	ビザンツ世界の遺跡（セルジュークやアルメニア含む）の情報です。
ビザンツ社会の生活	ビザンツ社会の生活について、おいおい記載していければ、と思います。
コラム	ビザンツ関連コラムです。
史書資料について	ビザンツのオリジナル史書史料一覧です。
Ｐｒｏｆｉｌｅ（人口、面積、税収など）	周辺諸国について
参考資料・リンク集	ビザンツ世界関連のお奨め書籍、リンク集です。