古代地中海世界
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The
Legend of Awesomest Maximus |
映画 |
2011年・米 | 主にトロイのパロディ映画。「グラディエーター(2000年)」などその他作品のパロディ部分も入っている。下品な
ジョークも多いので日本では出ないかも知れない。 |
妖女伝説 | 星野之宣 | 集英社 | 「砂漠の女王」でクレオパトラがサロメ、ゼノビアとして再生する物語。 |
特命使節 | ゴールディング | 早川書房 | ノーベル賞作家 「蝿の王」のゴールディングによるハドリアヌスをモデルとした皇帝と発明家のお話。 早川書房「ありえ ざる伝説」所 収。 |
ユリウス・カエサル氏の商売 | ベルトルド・ブレヒト | 河出書房新社 | |
歴史の授業 | ダニエル・ユイレ監督 | 1972/独/伊 | 「ユリウス・カエサル氏の商売」の映画化。現代のローマにそのまま古代ローマ人が登場 |
カ ルタゴの運命 | 眉村卓 | 新人物往来社 | 時間旅行モノ |
Clash of empires : battle for Asia(The Malay Chronicles:
Bloodline |
映画 |
2011年マレーシア |
漢の王女とローマの王子が結婚すべく、マレー半島で落ち合うアクション映画。感 想・紹介はこちら。邦題「アレキサンダー・ソード-幻の勇者-」 |
ドラゴン・ブレイド |
映画 |
2015年中国 |
前53年カルラエの戦いで敗北したローマ軍団が、漢王朝に到達していた、とする説の映画化(感想はこちら)。 |
愛す
べき女・女たち |
映画 |
1967年仏伊 |
6話オムニバス。第二話がメッサリーナとクラウディウスをモデルとしたらしきローマ時代の艶
笑譚。 |
テルマエ・ロマエ |
映画 |
2012年 |
ハドリアヌス帝時代。ハドリアヌスと即位前のアントニヌス・ピウスが登場 |
テルマエ・ロマエ | ヤマザキ・マリ |
2008年- |
作者の夫(イタリア人)と作者は大のローマ遺跡好き。話はタイムスリップものなので荒唐無稽ですが考証はしっかりしてい
ます。 |
不死の人 |
ボルヘス |
白水社 |
ディオクレティアヌス時代 |
セバスチャン |
デレク・ジャーマン |
1976年 |
殉教した聖人聖セバスチャンを下敷きにしたゲイの愛を描いた映画。パソリーニ風。冒頭、ディオクレティアヌスが少し出て
くる。退廃した宮廷の様子は『サテリコン』風 |
古代イラン世界
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エイダ | 山田正紀 | 早川書房 | 最初の20ページはササン朝が舞台。日本の小説で唯一クテシフォンが描かれている小説ではなかろうか。残りの部分は純正 SF。 |
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映画 |
エステル記の映画化。ファンタジーに近い。少しティム・バート ン風。2006年・米。感想・紹介はこちら。邦題「プリンセス・ オブ・ペルシャ エステル勇戦記」 |
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ヴァシチ |
トマ ス・バーネット・スワン | 早川書房 |
エステル記に登場するアケメネス朝王アハシュエロス(クセルクセスに比定される)の王妃ワシ
テの物語。神話的な中篇小説。「薔薇の荘園」所収。 |
ドラゴン・ブレイド | 映画 |
2015年中国 | 前53年カルラエの戦いで敗北したローマ軍団が、漢王朝に到達していた、とする説の映画化(感想はこちら)。パルティ ア女王が登場する。 |
タフテ・アズナブール |
ヘダーヤト |
国書刊行会 |
「生埋め」所収。ササン朝時代のミイラが発掘され、一瞬蘇って塵に帰る。 |
黄金の魔女が棲む森 |
麻木 未穂 |
徳間書店 |
シリーズものの歴史ファンタジー。西暦395-98年の東ローマ、アルメニア、サーサーン朝が舞台。後のサーサーン朝王
ヤズダギルド1(在399-420年)が375年頃の誕生、後の宰相ミフル・ナルセが384年頃生まれとして描かれていて、
概ね史実に沿っています。サーサーン朝が登場するだけでも珍しいが、更にヤズダギルドとミフル・ナルセが登場するところが凄
い! 黄金の魔女が棲む森(2006年8月初版) 麗しき巡礼の姫—黄金の魔女が棲む森 (2006年11月初版) 黄金の魔女が棲む森 美しき邪なる公子(2007年1月初版) 黄金の魔女が棲む森 聖なる漆黒の獣(2007年3月初版) 黄金の魔女が棲む森 悪しきダイモンの帝冠(2007年6月初版) 黄金の魔女が棲む森 エーラーンの猛き炎(2007年8月初版) 黄金の魔女が棲む森 悪魔の子を孕みし魔女(上) 黄金の魔女が棲む森 悪魔の子を孕みし魔女(下) 黄金の魔女が棲む森 悪しき天使のさずけし時間(上) 黄金の魔女が棲む森 悪しき天使のさずけし時間(下) 黄金の魔女が棲む森 コンスタンティノポリスの黒き魔女(上) 黄金の魔女が棲む森 コンスタンティノポリスの黒き魔女(下) 完結編 |
戯曲「フェルハド
とシリン」 |
ナーズム・ヒクメット | 慧文社 | 中世ペルシア圏の「ホスローとシーリーン」のシーリーンとファルハドに題材を採った20世紀の戯曲。ホスローは登場せ
ず、シーリーンとその姉の女王とファルハドの物語。 |
アルスラーン戦記 |
中村地里 |
角川書店 |
原作は古代イランを擬しているが、本作は完全にアラビアンナイト風 |
アルスラーン戦記 |
荒川弘 |
講談社 |
上の作品よりかなり古代イラン度が増しているが、基本的にセルジューク朝時代風 |
緋色の玉座 |
高橋祐一 |
角川書店 |
ユスティニアヌスVSホスロー時代をモデルとしたファンタジー |
西-シナル-の国の
物語〜ペルシア神話より〜 |
諏訪緑 |
小学館 |
ペルシア神話を扱った、日本では珍しい漫画です。イスラーム色がほとんどなく、雰囲気でてき
ます。 |
砂漠の花の物語-
ペルシア神話より2 |
諏訪緑 | 小学館 | 続編 |
イスラム世界
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デイウォッチ | ティムール・ベクマンベトフ監督 | 2006年・ロシア |
SFホラーナイトウォッチの続編。冒頭、サマルカンドを攻撃するティムールが出てきます。 |
北人伝説 | マイケル・クライトン |
1996 |
「ヴォ ルガ・ブルガール旅行記」を下敷きに構想を膨らませて書かれた冒険譚。映画製作の背景には、ヴォルガ・ブルガー ル旅行記に英訳が近年でたことにある模様。 |
漂泊の王の伝説 | ラウラ・ガジェゴ・ガルシア | 偕成社・2008 | イスラム以前のアラビア半島はキンダ王国を舞台とした児童小説。 |
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白いシカ |
ケート・セレディ |
岩波書店 |
原著は1938年。歴史科学によって覆される俗説について、伝説を擁護する立場から書かれた、ハンガリーの建国神話。部族長
ニムロー
ド(旧約に出てくるニムロデ王)、その子、フィン族の始祖となるフノールと、マジャール族の始祖となるマジャール、更にその子、
ベンテグスとその子アッ ティラ。この神話は、ハンガリー
の始祖をフン族とし、ハズール(ハザールだろうか?)神を崇める。小学校低学年向け。 |
呪殺師ニコスシリーズ | 竹河聖 | ソノラマ文庫 | ユスティニアヌス時代。 |
ハザール事典 |
ミロラド パヴィチ |
東京創元社 | 幻の民族ハザールを扱った事典の体裁をとった、幻のような小説。書の歴史に残る奇作。 |
ルスラ ンとリュドミラ |
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ファンタジー映画。ウラジーミル聖公時代。 |
コンスタンティノープルの渡し守 | 塩野七生 |
ポプラ社 | 童話。コンスタンティノープルの渡し守をする少年と少女の話。 |
三体III |
劉慈欣 |
早川書房 |
冒頭の約20頁は1453年のコンスタンティノープル陥落直前を描いている。ササン朝の首都が冒頭約20頁登場する山田正紀
『エイダ』と似たようなコンセプト。宰相ゲオル
ギオス・スフランツェスが登場し、それなりに雰囲気が出ています。 |
皇帝チャンドラ グプタ | 1958年インド | 映画 | アレクサンドロスのインド侵攻をインド側から描いた物語劇 |
ガウタミープトラ・シャータカルニ |
2015年インド |
映画 |
サータヴァーハナ朝の英主ガウタミープトラ・シャータカルニ(2世紀初頃)を題材とした作
品。感想・紹介はこちら |
Aayirathil
Oruvan |
2010年インド |
映画 |
冒頭2分程、チョーラ朝の滅亡の場面が登場する。作品は自体は、現代の話で、滅亡時にビルマ
北部
(だと思われる)に逃亡れたチョーラ朝の王子と臣民が作った町を探しにゆくというトレジャーハンターもの。遺跡で亡霊に取り付か
れたり何でもアリ映画。 |
Aayirathil
Oruvan |
2010年インド |
映画 |
冒頭2分程、チョーラ朝の滅亡の場面が登場する。作品は自体は、現代の話で、滅亡時にビルマ北部
(だと思われる)に逃亡れたチョーラ朝の王子と臣民が作った町を探しにゆくというトレジャーハンターもの。遺跡で亡霊に取り付か
れたり何でもアリ映画。 |
ニーベルンゲンの歌 |
1924年ドイツ |
映画 |
サイレント映画の最高峰のひとつ。感想はこちら。 |
善良なる王
ダゴベール |
1984年仏伊 |
映画 |
メロヴィング朝国王ダゴベルト1世(在629-639年)を扱ったコメディ作品。 |
サラゴサの写本 |
1965年ポーランド |
映画 |
17世紀スペインを舞台としたルイス・ブニュエル風幻想怪奇譚。 |