2001
created/2021/Apr/18 last updated
イスラーム世界の歴史映画(1)アラブ・イラン地域
タイトル |
公開国・年 |
時代・場所 |
内容 |
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2000年 |
アラビア半島 |
531年没の詩人。ムハルヒルの名でも知られる/2000年/シリア/各40分) | |
アンタル |
エジプト |
アラビア半島 |
615年頃没した詩人・英雄アンタル(アンタール)。 |
2001年 |
アラビア半島 |
609年サーサーン朝とのジーカールでの戦い/ヨルダン・シリア合作/29話。ヒーラ王国が詳しく描か れる。 | |
バヌー・ハーシム |
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アラビア半島 |
ムハンマドの生涯。冒頭「象の年」でエチオピア系イエメン王ア ブラハ登場。 |
ザ・メッセージ |
1976年 |
アラビア半島 |
米、モロッコ リビア サウジアラビア クウェート 合作。邦版ビデオ あり。610年から628年のムハンマドの活動を描く。 |
ウマル |
2012年・サウジ |
604-644年 |
第三代カリフ・ウマルの半生を描いた大作。一話42分全31話。 第1話から第5話の紹介/第 6話から第10話の紹介/第11話から第16話の紹介/第21話から第23話(ヤムルークの戦い)の紹介/第24話から第28話(カーディシーヤの戦い)の紹介/第29話から第31話の紹介 |
ハリード・イブン・アル・ワリード |
2006年/2007年 |
アラビア半島 |
623年頃から632年、ムハンマド死後のアラビア半島再征服戦の半ばまでを描く テレビドラマ。一話平均40分・第一部29話。第一部はリッダ戦の途中まで。その後のシリア征服戦争は第二部(2007 年)で描かれている模様。 |
1958年・エジプト |
アラビア半島・シリア |
改宗の少し前あたりから、その死去までの、シリア征服時の武将ハリード・イブン・ アル・ワリードの半生を描く。 |
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1981年・イラク |
イラク |
製作当時がイラン・イラク戦争開始時だと思えば、アラブ(イラク)vsササン朝 (イラン)というイラク国粋映画と言えるがカディシーヤの戦い(636年)からサーサーン朝首都の占領までのイスラム軍 司令官サイアドの活躍を描く。感 想・紹介はこちら。 |
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アムル・イブン・アース |
調査中 |
7世紀 |
エジプトを征服し、その後エジプト知事となった正統カリフ時代の武将アムル・イブ ン・アースのドラマ。主役は「ウマル2世」と同じ人物のようである。映像的には、「ウマル二世」と、2010年の「クレ オパトラ」や、2011年の「Alqaqa Bin Amr Al tamimi」の中間という感じ。室内劇の部分の映像は「ウマル二世」な感じでいまいちだが、野外ロケの部分が多く、特撮のローマ軍との海戦の映像は、近 年のドラマに近い。ヘラクレイオスも登場する。 |
2011年・カタール |
630年頃から661年頃 |
630年頃からムアーウィアの政権掌握までの30年間を扱う大河物語。全32話。
一話平均40分。主な戦争に殆ど従軍したクアッカー・イブン・アムル・アル・タミーミーの生涯を通じて、正統カリフ時代
のイスラーム帝国を描ききった大作。 ・ビザンツとの決戦・ヤムルークの戦いを扱った9-11話の紹介はこちら。 ・サーサーン朝との決戦・カーディシーヤを扱った12-14話の紹介はこちら。 |
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調査中 |
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7世紀 |
アリーのドラマ |
調査中 |
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7世紀 |
アリーの映画 |
2011年・ |
7世紀 |
アリーの息子、ハッサンとフセインの歴史映画。一話40分・全 30話。 |
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不明 |
不明 |
680年/イラク |
フセインのカルバラーの悲劇とその後の一族・支援者の受難を描 く。感想はこちら。 |
ムフタールナーメ |
2003-9年/イラン |
670頃から686年 |
686年のシーア派による「ムフタールの反乱」とそれに至るム フタールの半生を描くテレビドラマ。紹介はこちら。 |
ウマル2世 |
不明 |
684年頃から720年 |
原題は「ウマル・ビン・アブドゥル・アジーズ」のようであるが正確には不明。アラ ブ諸国のどこかで製作・放映されたテレビシリーズ。一話35分程で全38話。マルワーン1世末期からウマルの治世はで、 ほぼ一話一年刻みで描く。 |
2005年 |
685年から715年 |
ウマイヤ朝イラク総督ハッジャージ・ビン・ユースフ/カタールテレビ・シリア各50分/35話 | |
ターリク・イブン・ズィヤード |
2007年?モロッコ |
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ターリクの友人が戦場で致命傷を受け、戦場医療場で人生を回想する。その過程で ターリクが登場する。戦闘場面は無く、西ゴート征服戦争はおろか、西ゴート王国は出てこない。ターリクの半生はアニメ映 画があり、こちらは西ゴート王国征服が詳細に描かれている。 |
アブー・ジャアファル・アル・マンスール |
2008年 |
8世紀 |
アッバース朝の基礎を固めたマンスールの生涯。 |
2002年 |
740-788年 |
アンダルス・イスラーム三部作の第一作。アンダルス・ウマイヤ 朝初代アブドゥルラーマン1世の生涯。第1話から第7話の紹介。第8話から第10話の紹介。第11話から16話の紹介。第17話から第20話の紹介。第21話から24話の紹介。第25話から第30話の紹介。 |
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Bohlool Series |
不明(2009年前後?) |
8世紀初 |
第六代イマーム Jafar Al-Sadiqとその息子イマーム Musa Al-Kadhim (Bohlooと呼ばれた)の伝記もの。テレビシリーズ。全30話以上。ネットに全話あがっている。セットがチャチ。インド映画で、2010年作、「Bohlol Dana - A Sage of Baghdad」というものがあるが、詳細は不明(インド版はこちらに予告 編映像があがっている。これを見るといつものインド歴史ミュージカル映画)。 |
ハールーン・アル・ラシード |
調査中 |
8世紀末-9世紀初 |
アッバース朝最盛期のカリフ、ハールーン・アル・ラシードのドラマ。一話平均40 分で全41話。ハルーンの役者は「ウマル二世」でウマル二世を演じた人と同じで、ウマルの妻ファーティマを演じた人も出 演している模様。ウマルと同じ国の同じ時期のドラマらしく、室内劇で映像的にはいまいちな感じ。 |
調査中 |
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第七代イマームの連続テレビドラマ。詳細調査中 |
トゥースの神秘の物語 |
調査中 |
9世紀初 |
第八代イマーム・レザー(766-818年)のテレビドラマ。一話平均40分全 28話。トゥースは、現イラン東北のマシャド近郊の町でレザーが死去した場所。アッバース朝カリフマームーンが登場して いるようである。全体的にサーサーン朝風な風俗で描かれている。映像的に見ごたえがありそう。 |
2006年ヨルダン |
9世紀 |
アッバース朝・ハールーン・アル・ラーシド末期からマームーン以降 | |
時の環 |
2002年シリア |
9世紀 |
アンダルス・ウマイヤ朝9世紀前半ハカム1世後半-アブドゥルラーマン2世前半/45分/30話) |
Babek |
1979年/ソ連 |
9世紀アゼルバイジャン |
Babak Khorramdin(798-838)は、9世紀前半にアゼルバイジャンとイランで起こった政治宗教運動(Khurramites)の リーダーの一人でペルシア人。「Babek」は彼の活躍を描いた作品。紹介はこちら。映像はこ ちら。感想はこちら。 |
2012年/イラン |
イラン~中国・9-10世紀 |
「中 国とインドの諸情報 (東洋文庫)」の映画化。ペルシア湾のシーラーフの港から中国の広州まで旅する 商人の話。感想・紹介はこちら。 |
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2003年シリア・モロッコ合作 |
10世紀後半 |
アンダルス・イスラーム三部作の第二作。アンダルス・ウマイヤ朝最盛期の独裁者マ ンスールの生涯。登場人物を中 心とした紹介はこちら。 |
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2005年シリア・モロッコ合作 |
11世紀 |
アンダルス・イスラーム三部作の第三作。1036年からアルモラヴィト勃興までを 描く。 |
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2005年 |
11世紀 |
アルモラヴィド時代/2005年/シリア・モロッコ合作) |
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エル・シド |
1961/米 |
11Cバレンシア |
子供の頃見てよくあるハリウッド史劇と思っていた。先日テレビでやって
いたのでみたら、記憶以上にいいできだった。アルモラビト王ユースフの不気味な黒尽くめの軍隊が印象的。 |
若き日の偉人
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1982/ソビエト |
11世紀ブハラ |
イブン・シーナの前半生。セットは殆ど現代の遺跡や史跡を使っていると 思われるが、枯れた映像がリアルな印象を与えている。ゾロアスター教の習俗などが出てきて興味深い。原題 ЮНОСТЬ ГЕНИЯ。NHKで放映された。 |
シリア |
10世紀シリア |
ハマダーン朝時の詩人アル・ムタナッビーの生涯。33話。 |
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バヌー・ハマダン |
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ハマダーン朝を描いていると思われる。 |
アヴィケンナ |
1956/シビエト |
11世紀ブハラ |
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The physician |
2013年ドイツ |
11世紀イラン |
セルジューク軍による陥落直前のイスファハーンとイブン・シーナーが登場。「千年医師物語」
の映画化。感想・紹介はこちら |
The Keeper The Legend Of Omar Khayyam |
2005年/米 |
12世紀 |
オマル・カイヤームの映画の様。邦題「ロ ストキングダム/スルタンの暦」。変な題名。Amazon の紹介はこちら。 |
2002年/シリア・レバノン |
11世紀 |
オマル・ハイヤームの生涯。各44分/23話) 第1話から第6話の紹介。第7話から第11話の紹介。第12話から第18話の紹介。第19話から第23話の紹介 | |
勇 者カイヤム | 1957年・米 |
12世紀 |
オマル・カイヤムと山の老人サッバーハ、宰相ニザムの冒険活劇。ひょっ としたらビザンティン軍が映像で出るかも。 |
ニザーミー |
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13世紀 |
詩人・ニザーミーの映画。 |
炎のアンダルシア |
1997年/エジプト |
12世紀コルドバ |
哲学者アベロエスが主人公だが、どちらかというと活劇ものらしい。 |
サラディン |
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12世紀 |
3時間に及ぶ大作。 |
2001年シリア |
12世紀 |
45分/30話 | |
SULTAN BEYBARS |
1982/シリア・クウェート |
13世紀エジプト |
バイバルスの映画 |
バイバルス |
カザフスタン |
13世紀エジプト |
幼年時代からスルタンに即位するまで。バイバルスは西部カザフ スタンの地元の英雄とのこと。 |
スルタン・バイバルス |
1989年/カザフスタン |
13世紀エジプト |
上作の続編。スルタン即位後のバイバルス。思い切りアジア人風 貌のバイバルス。 |
2005年 |
13世紀 |
マムルーク朝バイバルスの生涯。クェート・シリア・ヨルダン合 作/各44分/30話) |
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2002年シリア |
13世紀 |
バグダードに侵攻したモンゴル帝国フラグの半生。テレビシリー ズ・全30話。 |
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メッカへの旅 |
2009年米国・カナダ |
14世紀 |
イブン・バットゥータのモロッコからメッカへの旅を描く短編映画。1325年から1326年
を扱う。感想・紹介はこちら。 |
1991年/ウズベキスタン |
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ティムール大王。原題"Великий Темур"又はТамерлан Великий。 |
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1952年/トルコ |
1402年トルコ |
バヤズィト・ユルドゥルムとティムールの映画。1402年のアンカラの戦いを描い ていると思われる。 |
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ミルチャ |
1989年/ルーマニア |
1415年頃 |
アンカラの戦い直後のバヤズィト・ユルドゥルムとティムールが登場する。1394 年ロディネの戦いも描かれる。メフメト一世とバヤズィト一世が登場する(感 想・紹介はこちら)。 |
2008年イラン |
1380年頃-1429年 |
数学者・天文学者のア ル・カシャーニーの生涯。テレビシリーズ全21話。第 1話から7話の紹介、第 7話から14話の紹介、第 15話から21話の紹介。 |
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カザフ汗国:ダイヤモンドの剣 | 2017年カザフスタン |
1450-60年代 |
キプチャク汗国崩壊後の混乱時代に、カザフ族が現カザフスタンの直接の起源であるカザフ汗国
建国をするまでを描く国策作品(紹介はこちら) |
アリシェル ナボイ |
1948/ウズベキスタン |
15世紀ウズベク |
ウズベキスタンの国民詩人ナボイ(АЛИШЕР НАВОИ )の生涯。 |
Sheikh Bahai(シェイク・バハーイー) |
1967年 |
16~17世紀イラン |
アッバース1世時代に活躍した大知識人Baha' ad-Din al-`Amili(Shaykh Bahai(シェイク・バハーイー) やSheykh Bahaeeとも書く。1547-1621)のTVドラマ。サファヴィー朝が描かれ、アッバース帝と思しき人物も登場し ています。感想・紹介はこちら。 |
1943年グルジア |
1620-1625年頃 |
グルジアの英雄・陰謀家・裏切り者など評価の定まらないギオルギ・サーカズィーの 話。サファヴィー朝アッバース一世が出てくる。 |
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1968年仏 |
1670年以降 |
アンジェリクシリーズ第五作。原作の第
七巻「金髪の奴隷(下)」の部分だと思われる。アラウィー朝時代のモロッコが舞台。ソード・サンダル映画だ
と思っていたが、結構面白い。恐らくモロッコ(かチュニジア)でロケしたのだろう、エキゾチックだが映像も楽しめた。日
本語版はVHSしか無いのでdvdも出してほしい。シリーズ第四作「金髪の女奴隷(上)」
は、原作の第六巻「金髪の女奴隷(上)」だと思われ、オスマン占領後のクレタ島と思われる映像が登場。
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ダイダロス-希望の大地- |
2012年カザフスタン |
18世紀初頭 |
ジュンガル汗国の侵攻を受け、圧政に苦しむカザフ族の苦しみと蜂起を描くリアル史劇。感
想はこちら。 |
レッド・ウォリアー |
2005年カザフスタン・フランス |
18世紀中頃 |
上作品同様ジュンガル汗国(カルダン・ツェリン時代)の侵攻を受け圧政に苦しむカザフ族の苦 しみと蜂起を描く。ただしこちらはエンターテイメント要素の濃い娯楽活劇。感 想はこちら。 |
ナーディル |
1967年インド |
1739年 |
アフシャール朝イラン王ナーディル・シャーのインド征服を描い たインド映画。感想・紹介はこ ちら。 |
詩人フラーギ |
1984/ソ連 |
18世紀トゥルクメニスタン |
国家統一を巡る民族闘争に巻き込まれる、18世紀の詩人フラーギ(マフトゥムク リ)の生涯を描く。日本公開済み。 |
シャーミル |
1992/ロシア |
19世紀カフカース |
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2009年イラン |
1825年-1834年 |
ロシアと争奪が繰り返された時代のタブリースを中心に描く。テ レビシリーズ・全28話。三部作の真ん中の時代を描く。 |
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2008年イラン |
1840年頃-1910年頃 |
ムハンマド・シャー末期(在1834-1848年)から始ま り、1906-11年のイラン立憲革命までを描いていると思われる。(21話。三部作の最後の時代を描く。 |
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山嶺の女王 クルマンジャン |
2014年キルギス |
1832年-1906年 |
19世紀後半キルギス南部で勢力を持った女王クルマンジャンの生涯を描く。2015年福岡国
際映画祭で上映 |
アラビアのロレンス |
2010年シリア |
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全30話。 |
映画・ドラマに登場する イスラーム君主の画像一覧。
アラブの歴
史ドラマ一覧表(Wikipwdia)はこちら。
イスラーム世界の歴史映画(2)オスマン世界
タイトル |
公開国・年 |
時代・場所 |
内容 |
エルトゥールルの復活 |
2014-2016年トルコ |
13世紀トルコ |
オスマン朝始祖オスマンの父エルトゥールルの冒険活劇連続ドラマ(1225年-)。十字軍や
モンゴル軍との抗争を中心に描く。第一話から第十二話までの紹介・感想
はこちら。第十三話から第二十六話までの紹介はこちら。第二十七話から四十六話までの紹介はこちら。 |
Kuruluş |
1987年/トルコ |
13-14世紀トルコ |
オスマン朝始祖オスマンベイの後半生(1280年以降)。紹 介サイトはこちらやこ ちら。監督Yücel Çakmaklı、出演:Ahmet Mekin, Eşref Kolçak, Haluk Kurdoğlu, Cihan Ünal(オスマン役)。Kuruluşとは建設・建国という意味らしい。2時間版と、TVシリーズ版がある模様。感想はこちら。 |
ユヌス・エムレ |
2015年-/トルコ |
1270年前後 |
民衆詩人ユヌス・エムレの青年時代を描いたテレビドラマ。感想・紹介はこちら。 |
ユヌス・エムレ~愛の声~ |
2014年/トルコ |
13世紀中葉 |
ルーム・セルジューク期からベイリク時代のアナトリアを生きたトルコ人民衆詩人ユヌス・エム
レを描いた映画。ユヌス・エムレはトルコ大使館付属文化センターの名前ともなっている人物。感想・紹介はこちら。 |
コソボの戦い |
1989年/セルビア |
1389年 |
セルヴィア諸侯とオスマン軍の決戦を描く。ムラト一世とバヤ ズィトが登場する。感想・紹介 はこちら。 |
1952年/トルコ |
1402年トルコ |
バヤズィト・ユルドゥルムとティムールの映画。1402年のア ンカラの戦いを描いていると思われる。 |
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ミルチャ |
1989年/ルーマニア |
1415年頃 |
アンカラの戦い直後のバヤズィト・ユルドゥルムとティムールが登場する。1394 年ロディネの戦いも描かれる。メフメト一世とバヤズィト一世が登場する。感 想・紹介はこちら。 |
1954年トルコ |
1453年 |
コンスタンティノープル陥落を描く。感想・紹介はこちら。 |
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Fetih 1453 |
2012年/トルコ |
1453年 |
コンスタンティノープル陥落を描く165分の大作。 |
Hacı Bayram-ı Veli |
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15世紀トルコ |
ムラト二世時代の学識者・Hacı Bayram-ı Veliの半生。 |
カラムラト・シリーズ |
1960-1970年代 |
15世紀トルコ |
メフメト二世のイェニチェリ・カラムラトの隠密としての活躍を描く冒険活劇連作映 画。 |
Fetih |
2013年/トルコ |
15世紀トルコ |
1470年以降歿するまでのメフメト二世を描くドラマ(kanalDの公式HP)不評
で打ち切り。全5話 |
1952年トルコ |
15世紀トルコ |
セリム一世トラブゾン知事時代から開始。1950年代初頭はト ルコでのオスマン朝勃興期作品が多く作調も似ている。 |
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1951年トルコ |
1530年代 |
アルジェの海賊で、プレヴェザの海戦のスペイン・ヴェネツィアを破った司令官ハイ レッデイン・バルバロッサを描く活劇映画。感想・紹介はこちら。 |
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エステルゴム城 |
1972年トルコ |
16世紀 |
ハンガリーエステルゴム城攻略戦の話。スレイマーン時代。1543年。 |
ロクソラーナ ~ ナースチャ- |
1996/1998/2003ウクライナ |
16世紀トルコ |
スレイマーン大帝の正妃・ヴァリデ・スルターンとなったロシア人ヒュッレムの生 涯。ナースチャは「アナスタシア」の愛称。一話36分。第一シリーズ15話(1996年)、第二シリーズ16話 (1998年)、第三シリーズ24話(2003年)。第一シリーズではウクライナでの生活と結婚式、奴隷狩り、連行され る旅路が詳細に描かれている。 |
2003年トルコ |
16世紀/トルコ |
スレイマーン大帝の正妃・ヴァリデ・スルターンとなったロシア人ヒュッレム(ロク ゼラーナは、ロシア出身という意味の渾名)とスレイマーンの恋愛を描く。全8話。 |
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壮
麗なる世紀 |
2011年トルコ |
16世紀/トルコ |
スレイマーン大帝の正妃・ヴァリデ・スルターンとなったロシア人ヒュッレムとスレ イマーンの恋愛を描く。陰謀あふれる後宮もの。原題Muhteşem Yüzyıl。原題Muhteşem Yüzyıl/英語題名Magnificent Century、主役のスレイマンの異名が壮麗者(the Magnificent)であることから、題名は「壮麗なる世紀」(キョセム編も参照)。一話約100-120分、第一シリーズ24話。第二リーズ 39話。第三シリーズ40話、第四シリーズ36話。モハーチの戦い の回の 紹介はこち ら。第 一次ウィー ン包囲の回の紹介はこちら。103 話迄の超概要。 (2017年8月~第一シーズン邦語字幕版放映) |
1998年トルコ |
17世紀/トルコ |
1981年TVシリーズ。一話50分全4回。 |
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ミハイ勇敢公 |
1973年ルーマニア |
16世紀ルーマニア |
ワラキア軍vsオスマン軍のトゥルゴヴィシュテの戦いは映画史 上に残る大迫力。感想・紹介は こちら。 |
2010年トルコ |
16世紀トルコ |
キョッセム・スルターンの生涯を描いた作品。紹介・感想はこちら。 |
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壮麗なる世紀:キョセム |
2015-2017年トルコ |
17世紀トルコ |
キョセム・スルタンとスルタン・アフメトの話。ヒュッレムとスレイマンを扱った『壮麗なる世 紀』の続編枠で放映。第一・第二シーズン各30話。一話約2時間。題名の『Muhteşem Yüzyı」』の意味は、『女 人政治(Kadınlar Saltanatı)』を意味するものになっている。スレイマンの壮麗帝から離れ、約130年 続いたオスマン朝中期の「女人政治の世紀」を意味するものとなった。「壮麗」に拘る理由はなくなり、『華麗なる世紀』の 訳題でもふさわしい内容になりました。概要紹介はこちら |
200年6/トルコ |
17世紀トルコ |
亡くなった妻子の肖像画を西洋画の手法で描いていたミニアチュール画家は、叛乱軍 首領の肖像を描くために叛乱の巣窟である危険地帯アナトリアへ派遣される。そこで彼が見たものは。。。。感想・紹介はこちら |
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2011年 |
17世紀トルコ |
イブラヒム(1640年 - 1648年)治下のイスタンブールのハーレムの話。モニカ・ベルッチ主演。 |
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1983年 |
17世紀ポーランド |
1683年ポーランド軍によるオスマン 朝の第2次ウィーン包囲解放の戦いを描く。ウィーン解放300周年記念作品。感想・紹介はこちら。 |
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2012年 |
17世紀ポーランド |
1683年ポーランド軍によるオスマン 朝の第2次ウィーン包囲解放の戦いを描く。2012年9月28日公開予定。邦題「神聖ローマ、運命の 日」 |
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オスマン帝国の復活 |
2012年トルコ |
1729年トルコ |
アフメド3世末期の宮廷陰謀を描く。原題「Bir Zamanlar Osmanlı- Kıyam」第一話-六話の感想・紹介は こちら。7-13 話の感想・紹介はこちら。13話で第一シーズン終 了。その後散発的に20話まで放映 |
マムルーク |
グルジア |
18世紀末 |
グルジアで奴隷狩りに会い、オスマン治下のエジプトでマムルーク軍人として出世し てゆくグルジア人の悲劇を描く。感 想・紹介はこちら。 |
2010年/カタール |
19世紀末 |
アブデュルハミト2世(在1876-1909年)の治世を描くテレビシリーズ。 1876年6月3日夜のアブデュルアズィズへのクーデターから退位までを描く。 |
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ラスト・ハーレム |
1999/伊仏土 |
20世紀初頭 |
イスタンブール。Amazon の日本語版dvdはこちら。 |
2007年・トルコ |
1918-19年 |
連合軍占領下の1918年ケマル蜂起の前夜。陰謀渦巻くイスタ ンブールでの英国軍と反連合軍活動家の暗闘。 |
イスラーム世界の歴史小説(現代の小説)
タイトル |
作者 |
対象時代 |
出版社 |
内容 |
最後の微笑 |
サーデグ・ヘダーヤト |
9世紀 |
慧文社 |
マンスールからハールーン時代までの宰相一家バルマク家は隠れ 仏教徒だったという話。「サーデグ・ヘダーヤト短編集」所収。 |
千年医師物語Ⅰ ペルシアの彼方へ |
ノア・ゴードン |
11世紀 |
角川文庫 |
ロンドンからペルシャまでの遍歴しつつ主人公が成長する、教養小説。 |
復讐、そして栄光 |
赤羽堯 |
13世紀後半 |
光文社 |
十字軍と、モンゴル軍を破ったマムルーク朝の英雄バイバルス一代記 |
サラディンを生んだ者 |
小林霧野 |
12世紀後半 |
文芸社 |
十字軍からエルサレムを奪回した英雄サラディンの半生 |
シャジャラ=ドゥル真珠の樹という名 の女スルタン |
小林霧野 |
13世紀中 |
学研 |
ルイ9世率いる十字軍からエジプトを救った数少ない女性スルタン、シャ
ジャル・アッ・ドゥルの生涯 |
ビザンツの鷲 |
斉城昌美 |
1405年 |
徳間書店 |
3,4巻はティムール朝が舞台となり、ティムールやシャールフが登場する |
アラビアン・ナイトメア |
ロバート・アーウィン |
15世紀末 |
国書刊行会 |
カイロ。未読ですが、リアリズムとは対極の、カフカ/ボルヘス系の迷宮
小説を目指しているようです。 |
欠落ある写本 |
カマル・アブドゥッラ |
16世紀初 |
水声社 |
全体の1/6(60頁ほど)がサファヴィー朝イスマーイール一世の話です。 |
シナン |
夢枕獏 |
16世紀 |
中央公論社 |
スレイマン寺院などで知られる建築家ミ
マール・スィナン(1489-1588年)の生涯 |
ミカ・ワルタリ |
16世紀 |
G. P. Putnam's Sons |
スレイマン時代の地中海ば舞台の冒険もの。 |
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O.N.ギュルメン |
16世紀 |
藤原書店 |
イタリア出身でオスマン朝の提督となった男の数奇な人生を描 く。 |
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白
い城 |
オルハン・パムク |
17世紀 |
藤原書店 | オスマン帝国イスタンブル。奴隷ヴェネツィア人とオスマン人学者の哲理探 |
オルハン・パムク |
16世紀 |
藤原書店 |
16世紀末オスマン朝を描いたノーベル賞作家作品。 |
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ジェイソン・グッドウィン |
19世紀 |
早川書房 |
19世紀。ミステリーもの。 |
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ジェイソン・グッドウィン |
19世紀 |
早川書房 |
19世紀。ミステリーもの。 |
*その他 これらの時代を背景としているが、歴史小説とはいいがたいものをこちらにまとめてみました。
過去の小説・著作
タイトル |
作者 |
訳者 |
出版社 |
執筆時代 |
対象時代 |
内容 |
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コミック
タイトル |
作者 |
時代・場所 |
内容 |
夢の雫、黄金の鳥篭 |
篠原 千絵 |
16世紀イスタンブール |
スレイマーン妃ヒュッレムもの。 |
月
空遥かに・・・・・・ |
森川久美 |
15世紀ヴェネツィア |
オスマン朝に追われてイスファハーンからヴェネツィアに亡命した薄幸の姫の運命を描いた短
編。イスファハーンは「砂漠の中の国」とされていて、回想場面に登場する町のイメージもシリアあたりを思わせる架空の国なの
だけれど、それでも、日本で最初の、そして今のところ唯一のサファヴィー朝が登場していると言えそうな作品。漫画としても名
作です。私はこれを高校時代に連載誌で読んだのですが、恐らく私のサファヴィー朝への興味のルーツはこの作品にあるのだと
思っています。 |
は るか遠き国の物語 |
碧ゆかこ |
中世イスラーム |
アラビアンナイトっぽいファンタジー物語り。 |
シ ルクロードシ リーズ | 神坂智子 | BC5世紀から遥か未来迄の日本からトルコ | 全部で50編程の短編。元々は天山山脈に済む神(テングリ)を巡る様々な時代・地域の物語だが元の主人公達が全く登場しない 独立した ストーリーが多数加わり、シルクロードを巡る一大叙事詩の風格を持つに至った。 |
乙嫁語り |
森薫 |
19世紀末カスピ海東部 |
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音楽
収録CD |
出版 |
作者 |
時代 |
内容 |
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イスラム歴史資料一覧
リ
ンク |
内
容 |
詳
細な歴史研究資料一覧があります。 |
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「慶
応義塾大学湯川ゼミ学生のための基礎技術‐Appeldix4」と
いう副題がついています。イスラム史上の著作の原典の日本語訳出版書・HP一覧。 |
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上
記サイトを運営している大足氏のブログの新刊書籍一覧です。新刊探し に有用です。 |
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作 家、仁木稔さんのブログ。ここの参考文献録における書籍・文献紹介は、イスラーム・唐代中国中心に面白く読めます。お奨め。 |
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テュルク諸族の中世近世叙事詩研究者坂井弘紀氏のサイト。叙事詩の 翻訳や論文が掲載されており、非常に有用です。 |
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サ ファヴィー、オスマン、ムガル帝国の最新研究動向の情報共有ブログ。素人にとっても研究動向や最新論文・研究者の研究動向な どがわかり、非常に有用。 |
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シャー・ アッバース朝とそれ以降の時代の史料は、前田弘毅氏「イスラーム世界の奴隷軍人とその実像 17世紀サファヴィー朝イランとコーカサス」に掲載されていますが、 タフマースプ時代の史料紹介は、平野豊氏の本論考が非常に有用です。ネットで利用できるなんて感激。 |
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アクバル時代の同時代史料。アクバル・ナーマを書いたアブル・ファ ズルの諸制度書。英語訳HP。ア クバル・ナーマ英語訳頁もこちらに。 |
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イスラーム地域研究東洋文庫拠点(TAIBAS)に掲載されているオスマン史研究基礎史料の初学者用解説サイト。非常に有用で す。 | |
現代トルコ文学の紹介・翻訳など。現代トルコの歴史小説の紹介など がある。 |
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書籍 |
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イスラーム書物の歴史 |
6世紀から近世イスラーム諸国までの書物の歴史と、イスラム史研究におけるデジタル化のインパク
ト |
10 世紀から19世紀のアナトリアからインド、中央アジア、クリミア半島に至るペルシア語文化圏のを多様な切り口で分析 |
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アラブ征服以降のペルシ ア文学史。 |
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マグリブ(西アラブ)、マシュリク(東アラブ)、オスマン、イラ ン、中央アジアの中世イスラム都市研究史の概説。 |
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ムガル都市 |
フィールド調査と古地図によるムガル時代の都市の研究。まだ研究が緒についたところという感じだ
が参考になった |
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